スバル・アウトバック 詳細データテスト クラス随一の走破性 装備やデザインは古め パワーがほしい

公開 : 2023.10.07 20:25  更新 : 2023.11.10 04:45

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

インフォテインメント

メルセデスやジェネシスのように、トップレベルのマルチメディアシステムを自社開発できないなら、Googleのシステムを導入したルノーのように他社製品を採用するか、シンプルに徹するかするのが賢明。スバルは後者を取った。

インターフェースは、子ども向けのビデオゲームっぽい感じもするが、大きなボタンとシンプルなメニューは、必要な機能へすぐに辿り着かせてくれる。ステランティス系のモデルに見られるのと同様のトムトム製ナビはフィールドとツーリングの各グレードに装備される。仕事は果たしてくれるが、これでなければというほどのものではない。

システムはシンプルで操作しやすい。渋滞情報を拾うデータ接続が備わらない仕様は、ミラーリングでGoogleマップを使う頻度が増すが、ディスプレイとの親和性は高い。
システムはシンプルで操作しやすい。渋滞情報を拾うデータ接続が備わらない仕様は、ミラーリングでGoogleマップを使う頻度が増すが、ディスプレイとの親和性は高い。    JOHN BRADSHAW

テスト車は渋滞情報を得るためのデータ接続が装備されていなかったので、Apple CarPlay経由でGoogleマップを使う意味が大きくなったが、大きな縦型ディスプレイへの表示は上々のでき。AppleもAndroidもワイヤレス接続が追加設定されたらしいが、テスト車は未装備だった。

ツーリング仕様には11スピーカーのハーマンカードンが装備される。サウンドは良好だが、飛び抜けているわけではない。

燈火類

マトリックスLEDヘッドライトは、全車標準装備だ。

ステアリングとペダル

クラッチペダルがないので、ペダル配置は明らかによくなっている。ステアリングコラムの調整範囲は良好だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジョン・ブラッドショー

    John Bradshaw

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    関耕一郎

    Koichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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