お手頃ドライバーズカー選手権2019(1) フォーカスSTとアバルト595、ミニJCW

2019.09.21

100字サマリー

ノミネート車両から今年の1台を選出する、お手頃ベスト・ドライバーズカー選手権「BBADC」(英国・ベスト・アフォーダブル・ドライバーズカー・コンテンスト)。ウェールズのワインディングとサーキットで、クルマの実力をじっくりと検証しました。4編構成で2019年の結果をお伝えします。

もくじ

3万5000ポンド(455万円)以下のベストを決める
審査員5名とノミネート車両9台
高評価ながら勝ち残れないフォーカスST
ドライビングは最高でも厳しいアバルト595
ミニらしさが足りないミニ・クーパーJCW

3万5000ポンド(455万円)以下のベストを決める

translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)

少ない投資で、多くの見返りを得る。AUTOCARが毎年、お手頃ベスト・ドライバーズカー選手権「BBADC」(英国・ベスト・アフォーダブル・ドライバーズカー・コンテンスト)を開催するスピリットだ。われわれとしても非常に楽しみなコンテストで、10年前から開催している。AUTOCARの読者ならご存知かと思う。ちなみにジュニア・ハンドリング・デイとも呼ばれているイベントだ。

今年のBBADCのノミネート車両は、とても多様性に富んだ内容になった。アバルト(A)からフォルクスワーゲン(V)まで、アルファベットの並び順が離れているのと同じくらいに。つまりA・Bセグメントに属するスーパミニクラスから、シティカー、エステート、4ドアファストバックに、ホットハッチの代名詞。さらに初代誕生から30周年を迎えるクラシックなスポーツカーも加わっている。

お手頃ドライバーズカー選手権2019
お手頃ドライバーズカー選手権2019

前輪駆動に後輪駆動、4輪駆動という駆動方式も、3万5000ポンド(455万円)以下の価格帯という設定ながら、それぞれ選択ができる。この個性に富んだクルマの中から、最もお値打ちな、ドライバーにとって優れたクルマを導き出すということは、エンスージャストだけでなくても興味のあるところだと思う。

日常シーンでの利便性に加えて、価格比での走行パフォーマンスの高さを主眼に、ウェールズのワインディングとスランドウ・サーキットで、それぞれ1日づつを費やしてしっかり検証する。試乗評価するのは、AUTOCARではおなじみのテスターに加えて、ゲスト審査員を交えた5名となる。まずは審査員から見ていこう。

 
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