ニュース

2019.08.17

2019年上半期決算 自動車メーカー勝ち組/負け組 市場は混乱 要因さまざま 前編

編集部より

2019年上半期は、米中貿易摩擦や英国のEU離脱など、さまざま波乱要因が大きく自動車市場を揺さぶりました。堅調なパフォーマンスを維持することに成功したメーカーがいる一方、大きく業績を悪化させたところもあります。英国版AUTOCARが選ぶ勝ち組と負け組をご紹介します。

もくじ

8社の業績 6社が減益
テスラ
BMW
PSA
ジャガー・ランドローバー

8社の業績 6社が減益

2019年上半期の自動車市場は大きな混乱に見舞われた結果、2018年が堅調だったこともあり、いくつかの自動車メーカーでは予想に反して損失が発生している。

中国市場の減速もその要因のひとつだが、世界的な貿易戦争に対する懸念や、英国のEU離脱問題、さらにはディーゼルゲートや、ドイツにおける反トラスト法に基づく法的措置なども、こうした状況をもたらす原因となっている。

プジョー5008
プジョー5008

今回われわれが注目した8社のうち、BMW、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、フォード、日産とPSAの5社は第2四半期、または半期での黒字を確保しているものの、8社のうち6社は減益決算であり、フォードやメルセデス、日産など、大幅な利益減少に見舞われたメーカーもあった。

なお、3月決算の日本メーカーでは、4月から6月の3カ月間がQ1と呼ばれる第1四半期であり、米国や欧州企業にとっての第2四半期と同じ期間を意味している。

別記事ではアストン マーティンの苦境もレポートしているが、今回はわれわれが選ぶ勝者と敗者をご紹介しよう。

テスラ

最終損益:3億3600万ポンド(431億円)の赤字(-43%)
売上高:44億4000万ポンド(5701億円)(+60%)
販売台数:9万5356台(+128%)
*それぞれ第2四半期の数値

モデル3の生産が順調に進んだことで、第2四半期は販売台数と売上高が順調に伸びるとともに、最終損益の赤字幅も縮小している。

テスラ・モデル3
テスラ・モデル3

モデル3の生産台数はこれまでの3倍となる7万2000台にまで達しており、営業損益の赤字幅も縮小したことで、テスラは正しい方向に進んでいるようだ。

しかし、9600万ポンド(123億円)に上るリストラ費用などの特殊要因によって、収益性を確保するまでには至っておらず、モデルSとモデルXの販売台数も落ち込んでいる。

 
最新海外ニュース