英国版「いま買っておくべき中古車」2019年9月編 MG FやカローラFX

2019.09.01

サマリー

英国版AUTOCARのスタッフが「現在買っておくべき中古車」を選んでみました。良いクルマなのに価格相場が低いもの、これからさらに値段が上がりそうなもの等々。後半は「5000ポンド以下で買える最高のホットハッチ」について、2人のオーナーが舌戦を繰り広げます。

もくじ

お買い得なMG F
信頼性の高い日本車
V6+MTのミニバン
かつてのフラッグシップサルーン
値上がり傾向にある日本製ホットハッチ
オークションで見つけた掘り出し物
未来のクラシック
5000ポンド以下で買える魅力的なホットハッチを探せ
タイプR対ルノースポール

お買い得なMG F

1995年に発表されたMG Fは興奮を巻き起こした。マツダMX-5(ユーノス・ロードスター)のライバルというだけでなく、1.8L 直列4気筒16バルブ・エンジンをミドシップに搭載していたことがさらに興味を掻き立てた。このローバーK型エンジンは、標準モデルで最高出力118ps、可変バルブタイミングを備えるVVCバージョンでは145psを発生した。

前後関連懸架のハイドラガス・サスペンションは、快適で落ち着いた乗り心地をもたらし、標準装備もリモコン・ドアロックやパワーウインドウ、熱線入りドアミラーなど充実していた。VVC仕様のモデルにはハーフレザーのシートやABS、電動パワーステアリングも装備されていた。

MG F
MG F

1999年にマイナーチェンジを受けてMk2へ進化した後、2002年には後継モデルのMG TFが登場。シャシーは強化され、ステアリングがクイックになると共に、サスペンションは一般的なコイルスプリングを使った独立懸架へと改められた。

MG Fは良いクルマだっただけでなく、今となってはお買い得価格で取引されている。ただし、安い値段が付けられているMG Fは、ヘッドガスケットからオイルがにじみ出し、クラッチリンケージは腐食していることが多い。さらにフロントに設置されているラジエーターからつながる床下のクーラント・パイプは、剥き出しのため錆びやすい(アルミニウム製の代替品に交換した方がよい)。

車高が落ちて乗り心地が固いクルマは、ハイドラガスから液体が漏れてしまっている可能性が高い。残念ながら、多くのオーナーが液体を補充するだけで、密封された窒素ガスまで補填していない。専門の技術や工具が必要だが、英国ではハイドラガス&ハイドラスティック・サービス社が修理を請け負っている。

われわれが興味を惹かれた1998年式の1.8 MPiは、走行距離約16万2500kmで、売値は650ポンド(約8万4000円)だ。お買い得? それともただのゴミだろうか? 売主によれば、信頼性は非常に高く、英国の北から南までノントラブルで走り続けることができたという。一見の価値はあるかもしれない。

 
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