6月撤回のFCAとのパートナーシップ協議 ルノーCEOは再開希望を暗示

2019.09.11

サマリー

大手2社による統合協議は2019年6月に決裂してしまいましたが、ルノーとしてはまだ合意形成を諦めていないようです。フランクフルト・モーターショーでルノーCEOが触れました。

自動車業界ではスケールメリットが必要

ルノーのCEO、ティエリー・ボロレは、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)とのパートナーシップ締結に向けた協議を再び設けたいと、強く望んでいるようだ。

2019年の初めにFCA側は、ルノーと対等の立場での事業統合を提案した。ルノーとアライアンスを組む、日産と三菱とを含めると(ルノー・日産・三菱アライアンス)、世界最大の自動車メーカー・グループが誕生する可能性もあった。

ルノー・日産・三菱アライアンス
ルノー・日産・三菱アライアンス

しかし、ルノーへの影響力低下を懸念したフランス政府と、ルノーとアライアンスを組む日産は交渉に対して積極的ではなかったことが原因となり、2019年6月に協議は決裂している。日産は元会長、カルロス・ゴーンの逮捕や解雇をめぐり、売上も大幅に低下していた時期だった。

だが今年のフランクフルト・モーターショーでボロレは次のように話している。「われわれは常にベストを求める必要がありますし、協議に対しても常にオープンでいます。現時点では協議再開の計画などはありませんが、特に自動車業界では協働のトレンドが明確です。我々はスケールメリットが必要なのです」

「FCAの提案は、自動車業界では並外れた内容のものでした。われわれは夢を思い描いています。FCAはルノー単体としてアプローチしてきたのではなく、興味を示したのは日産と三菱を含むアライアンスとしてのルノーだったのです。日産が直面した複数の課題を乗り越え、前進していく中で、再びグローバルなソリューションを模索しています」

6月に統合計画が白紙となった際、FCA側は次のようにコメントしている。「改革の合理性は当初から高く評価され、提案の合理性も明確でした。統合内容も慎重にバランスを検討してあり、すべての利害社に対して有益なものだったと考えています」

今回ボロレが話した内容に対して、FCA側からのコメントは得られていない。

 
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