ダイハツ、「普通車」投入の勝算は 穴場の小型国産SUV ロッキーの新しい使命

2019.12.01

サマリー

日本国内で売られるクルマの約60%は小さなクルマです。軽に定評があるダイハツが、あえて小型普通車のSUVを投入する狙いを探ります。似ているようで似ていないスズキとの違い、ロッキーの使命も考察。

もくじ

ありそうでない5ナンバーコンパクトSUV
ロッキー/ライズ登場 戦力図変わる?
ロッキー、ダイハツの脱軽自動車を促進?
同じベース キモはダイハツ/トヨタ差別化

ありそうでない5ナンバーコンパクトSUV

text:Yoichiro Watanabe(渡辺陽一郎)

今の小型/普通車には、海外向けに開発された3ナンバー車が増えたが、新車として売られるクルマの37%前後は軽自動車だ。

小型/普通車でも、販売ランキングの上位に入るのは5ナンバー車が中心になる。日産ノートやホンダ・フィットのようなコンパクトカーの販売比率が25%前後に達するためだ。

ダイハツ・ロッキー
ダイハツ・ロッキー

つまり国内で売られるクルマの約60%は、ボディの小さな軽自動車とコンパクトカーになる。

その一方で、2000年以降はSUVの販売比率も高まった。今はミニバンに迫る勢いで、新車として売られるクルマの15%近くに達する。コンパクトカーとSUVが、小型/普通車の注目カテゴリーになった。

そうなると5ナンバーサイズに収まるコンパクトSUVが豊富に用意されそうだが、意外に売れ筋車種が少ない。

軽自動車を除くと、全長が4m以下に収まる5ナンバーサイズのSUVは、スズキ・クロスビーとジムニー・シエラだけだ。

ホンダ・ヴェゼル、トヨタC-HR、マツダCX-3、CX-30、日産ジュークなどもコンパクトSUVに入るが、全長は4mを超えて全幅のワイドな3ナンバー車になる。

売れ筋価格帯も、2WDのノーマルエンジン搭載車が220〜250万円だから、フィットのようなコンパクトカーに比べて50〜60万円高い。

買い得感の伴うコンパクトSUVは車種数が限られる。

 
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