【アルトゥーラで鈴鹿全開バトル】代官山でマクラーレン主催のシミュレーターバトル開催

公開 : 2025.04.13 07:05

マクラーレンは、『マクラーレン・ジャパン・シミュレーターチャレンジ』のグランドファイナルを、東京都目黒区の代官山ガレージで開催しました。全国から集まったジェントルマンドライバーたちが熱い戦いを繰り広げました。

熾烈なシミュレーターバトル

マクラーレン・オートモーティブが、『マクラーレン・ジャパン・シミュレーターチャレンジ(以下、シミュレーターチャレンジ)』のグランドファイナルを東京都目黒区の代官山ガレージで開催した。

シミュレーターチャレンジは、プロ仕様の本格的なシミュレーターを用いたバーチャルイベント。マクラーレンの正規ショールーム4拠点(東京・横浜・名古屋・大阪)で実施したタイムアタック方式の予選を勝ち抜いたドライバー12名が集まり、鈴鹿サーキットを舞台にマクラーレンのアルトゥーラでエキサイティングなバトルを展開した。

レースには本格的なシミュレーターが用いられた。
レースには本格的なシミュレーターが用いられた。    マクラーレン

バトルは12名を3人ずつ4ブロックに分けたトーナメント方式で行われた。内容はなかなか本格的で、まずはプラクティスを兼ねた予選が行われ、そのラップタイムでスターティンググリッドを決める。参加したドライバーたちの腕前は全国予選を勝ち抜いているだけあって相当なもので、大きなクラッシュなどはもちろんなく、プロのシミュレーターレーサーが出したタイムにも肉薄するほどであった。

優勝者には、4月4~6日に鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリのパドッククラブ・ペアチケットというなんとも豪華な賞典が用意されていた。パドッククラブというのは、ピット真上に位置するホスピタリティラウンジでの観戦をはじめ、ピットウォークやパドックツアー、一流のケータリングサービスまで、極上のF1観戦体験を味わうことのできる特別なチケットである。12名の選手たちはプライドとスペシャルな体験をかけて熾烈な戦いを繰り広げた。

気になる戦いのの行方

予選では、どの選手もハイレベルな周回を重ねており、ほとんど勝負の予想がつかなかった。しかし、その中でも安定したスムーズな走りをしている選手たちもおり、その選手たちは予選に次ぐ本戦でも難なく勝ち進み、決勝へと駒を進めていた。

準決勝・決勝では、さらに技量の差が整ったこともあり、超接近戦を繰り広げる場面も多かった。そんな戦いを制したのは、大阪から来たシュンさん。予選から圧倒的な速さを見せつけており、ベストラップはプロの出したタイムとほとんど差がなかった。速度感や荷重の乗り具合がわかりづらいシミュレーターにも関わらず、修正舵がほとんどないコーナリングなど、素晴らしいドライビングを披露していた。

レーシングシューズやグローブを着用している参加者。本気の度合いがわかる。
レーシングシューズやグローブを着用している参加者。本気の度合いがわかる。    マクラーレン

また、シュンさんは、次のようにコメント。「マクラーレンは好きなブランドでしたが、ショールームにお邪魔したことはありませんでした。今回、家族がインスタグラムで見つけた広告をきっかけに応募。パドックスイート・ペア招待券を勝ち取ることができたので、鈴鹿サーキットで3日間観戦を楽しみたいと思っています。ありがとうございました」

また、準優勝のトニーさんやリュウタロウさんもオーバーテイクありの白熱のバトルを演じており、会場は大いに盛り上がった。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_

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