パイロットが選ぶ率は高い? ケータハム・セブン CSR20でマッハループへ(1) ワイドボディに213ps

公開 : 2025.05.07 19:05

213psを発揮する自然吸気のデュラテック

当初のCSRには、フォードのユニットをコスワースが改良した、2.3Lエンジンが載っていた。現行はフォードのデュラテック・ユニットで、自然吸気の1999ccから最高出力213psと最大トルク20.7kg-mを発揮する。

トランスミッションは、マツダMX-5(ロードスター)譲りの5速マニュアル。リミテッドスリップ・デフはオプションで用意されるが、試乗車には備わらなかった。

ケータハム・セブン CSRトゥエンティ(英国仕様)
ケータハム・セブン CSRトゥエンティ(英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

タイヤは、トーヨー・プロクセス R888Rを履く。濡れて冷たいウェールズ地方のアスファルトでの性能は、どんなものなのだろう。

CSRが売れなかった理由の1つは、価格。最終仕様もお安くはなく、7万9995ポンド(約1560万円)からとなる。キットのセブン 170なら、2万9490ポンド(約575万円)で購入できる。

この続きは、ケータハム・セブン CSR20でマッハループへ(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ケータハム・セブン CSR20でマッハループへの前後関係

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