フェラーリ 初のEVを10月に一部公開、来春正式発表へ ボディは「SUV」タイプ?

公開 : 2025.05.09 06:45

主要部品は自社生産

EVは、フェラーリのマラネロ本社に最近オープンしたばかりのeビルディング(e-building)で生産される予定だ。この施設には最新鋭のラインが設置されており、2026年にEV生産を開始する。

この新しい生産ラインは、既存の2つのラインを置き換えるものではないが、同社は生産能力の拡大についてコメントを控えている。

EVはフェラーリのeビルディングで生産される。
EVはフェラーリのeビルディングで生産される。    フェラーリ

ヴィーニャ氏は、フェラーリは将来的に純エンジン車、ハイブリッド車、EVの各モデルを展開していくが、それらの販売台数については目標で定めるのではなく、顧客の需要によって決まるとした。

「パワートレイン別に販売数を予測することは傲慢であり、顧客に対する敬意を欠く行為です。我々が(各モデルの)販売比率について話すことは決してありません」

「顧客が何を望んでいるか、どうやって知ることができるでしょうか? コンピューターがクルマを選ぶわけではありません。感情を持つ人間が選ぶのです」

フェラーリは将来的に、EV向けの高電圧バッテリー、電気モーター、アクスルなどのパワートレインのすべてをeビルディングで生産する計画だ。

主要部品を自社生産することで、ライバルと差別化を図り、すべてのモデルのサービスを継続的に提供していく狙いだ。バッテリーセルは複数のサプライヤーから調達するが、その詳細は一切明かされていない。

「市場では、LFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーへの関心が高まっていると聞きます。しかし、LFPはフェラーリには向いていません」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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