【21世紀のワーゲンバス】フル電動ミニバン『フォルクスワーゲンID.バズ』日本上陸!ライバルは国産LLクラス?

公開 : 2025.06.23 10:45

2本柱戦略は次のフェーズへ

日本市場におけるフォルクスワーゲンは、2024年夏に発表した、パサート、ゴルフ、ティグアンTクロスといったニューモデルが好調で、2025年1~5月の販売台数は1万4322台と前年比33%増を達成している。とくに『8.5』と呼ばれる、ビッグマイチェンされたゴルフが牽引力となっているようだ。

そんなフォルクスワーゲンは、ICE(内燃機関)車と電動車の2本柱戦略を、さらに推し進めていく。ICEは、ガソリン、ディーゼル、そしてGTIやRといったハイパフォーマンスラインで過去最高となる豊富なラインナップを展開。電動車は、48Vマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、そしてフル電気自動車と、こちらもラインナップを拡大しつつある。

ライバルは、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアや日産エルグランドなど国産LLクラスミニバンか。
ライバルは、トヨタアルファード/ヴェルファイア日産エルグランドなど国産LLクラスミニバンか。    篠原政明

今回発表されたID.バズは、日本市場ではトヨタ・アルファード/ヴェルファイアや日産エルグランドといった国産のLLクラスミニバンがライバルとなるだろう。

だが、『華美、強い存在感、テック感、ステータス』といったイメージが強い国産LLクラスミニバンに対し、ID.バズは『シンプル、親近感、サステナブル、自分らしさ』といったイメージだ。いわば、国産LLクラスミニバンは時代性を感じるが、ID.バズは普遍性を感じる。

国産LLクラスミニバンを求める層とは違う、ID.バズの背景にあるストーリーやブランド哲学に共感し、クリエイティビティを刺激してライフスタイルを豊かにしてくれることを期待する層が、ターゲットユーザーだ。

フォルクスワーゲンの2本柱戦略は、このID.バズの登場で第1フェーズが完成し、第2フェーズへと進むという。ICEは、より効率的で運転を楽しめるものが登場し、電動車は電動化の新しい段階へとステップアップする。BEVは、ID.2オール、ID.2X、ID.エブリイ1といったモデルの導入も検討されている。

『みんなのためのブランド』を目指すフォルクスワーゲン。次はどんなモデルを日本に導入するだろうか?

フォルクスワーゲンID.バズのスペック

フォルクスワーゲンID.バズ・プロ
<>はプロ・ロングホイールベース

全長×全幅×全高:4715<4965>×1985×1925mm
ホイールベース:2990<3240>mm
車両重量:2550<2720>kg
モーター:交流同期電動機
最高出力:210kW(286ps)/0-3581rpm
最大トルク:560Nm(57.1kg-m)/2100-5500rpm
バッテリー総電力量:84<91>kWh
WLTCモード航続距離:524<554>km
駆動方式:RWD
タイヤサイズ:F235/55R19 R255/50R19
<F235/50R20 R265/45R20>
車両価格:888万9000円<997万9000円>

こちらがロングホイールベース仕様。ホイールベースが250mm延長される。
こちらがロングホイールベース仕様。ホイールベースが250mm延長される。    篠原政明

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    篠原政明

    Masaaki Shinohara

    1958年生まれ。某自動車雑誌出版社をめでたく? 卒業し、フリーランスのライター&エディターに。この業界に永くいるおかげで、現在は消滅したものを含めて、日本に導入されている全ブランドのクルマに乗ってきた……はず。クルマ以外の乗りものもけっこう好きで、飛行機や鉄道、さらには軍事モノにも興味があるらしい。RJC会員。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

ついに日本上陸!注目の電動ミニバン『フォルクスワーゲンID.バズ』の前後関係

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