低価格EV展開 フォード、400万円台からピックアップトラック発売へ 「モデルT以来の革新」

公開 : 2025.08.13 06:45

大きなリスクを伴うEV戦略

この新型EVシリーズの価格を抑える鍵となるのは、ルイビル工場での生産工程だ。フォードは、3つのラインを使用し、フロント、リア、コア構造(プラットフォーム、バッテリー、シート、インテリアなど)を別々のラインで組み立て、最後に1つに統合するとしている。

これにより、「工場に革命をもたらし、従業員の作業が簡素化される」という。

『ユニバーサルEVプラットフォーム』のロゴ
『ユニバーサルEVプラットフォーム』のロゴ    フォード

ファーリー氏は楽観的な見通しを示しつつも、発表では慎重な姿勢を見せ、「手頃な価格のクルマを作るには抜本的なアプローチが必要でした。それだけでなく、持続可能性を確保し、利益を上げる必要もありました」と述べた。

「このプロジェクトには保証はありません。これは賭けであり、リスクを伴います。100%成功するとは断言できません。自動車業界には失敗したプロジェクトであふれかえる墓場があるのです」

ファーリー氏は米国生産であることを強調し、「競合他社は、アジアで自動車を生産し、海外から輸入しています。当社は違います。他社が断念した挑戦に、わたし達は挑むことにしたのです」と力を込めた。

「このプロジェクトは、フォードの自動車という枠を超え、わが国にとって重要なことなのです」

記事に関わった人々

  • 執筆

    ウィル・リメル

    Will Rimell

    役職:ニュース編集者
    ニュース編集者としての主な業務は、AUTOCARのニュースの方向性を決定すること、業界トップへのインタビュー、新車発表会の取材、独占情報の発掘など。人と話したり質問したりするのが大好きで、それが大きなニュースにつながることも多い。これまで運転した中で最高のクルマは、アルピーヌA110。軽快な動きと4気筒とは思えないサウンドが素晴らしい。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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