「究極」の魔改造ポルシェ 920馬力、39台限定クーペ 英RML最新作『GTハイパーカー』公開

公開 : 2025.08.29 18:45

レーシングカーなどの製造を手掛ける英国のRMLが、最新モデル『GTハイパーカー』を公開しました。ポルシェ911ターボSをベースに、エンジン、シャシー、エアロを大幅に強化。公道走行可能なレーシングカーです。

ル・マン・ハイパーカーに着想

英国のエンジニアリング企業RMLグループは、サロン・プリヴェにおいて新型『GTハイパーカー(GT Hypercar)』の量産バージョンを発表した。ポルシェ911ターボSをベースとするコンプリートカーだ。

この新型車は、1998年にル・マンを制したポルシェGT1と現代のル・マン・ハイパーカーからインスピレーションを得ており、『P39』のコードネームで開発され、以前プロトタイプとして公開されている。RMLによれば、シミュレーションではニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを6分30秒台前半で周回可能だという。

RML GTハイパーカー
RML GTハイパーカー    RML

新設計のカーボンファイバーボディ、延長されたホイールベースの延長、ワイド化した前後トレッドを特徴とする。公道走行が可能で、専用設計のアクティブエアロダイナミクス、大型フロントスプリッター、アダプティブリアスポイラーも装備されている。

GTハイパーカーは39台限定生産となる。英国オックスフォードシャー州ブレナム宮殿で開催されたサロン・プリヴェで展示されたモデルは、RML創立40周年記念特別仕様車10台のうちの1台だ。この特別仕様車の価格は、VATおよびベース車の調達費用を除き、49万5000ポンド(約9800万円)からとなる。

インテリアも特別な仕上がりとなっている。オプションのパフォーマンス・パックとトラック・パックが装着され、車高調整機能とリアロールケージを追加しつつ、リアシートは撤去される。リッチフィールド・モーターズとの共同チューニングにより、最高出力は「標準」のGTハイパーカーで912ps、特別仕様車で920psに強化され、最大トルクは102kg-m以上となする。

サロン・プリヴェで展示されたGTハイパーカーは、パープルのルーフ、カーボン調ボンネット、ゴールドホイール、ハンドペイントのゴールドバッジなど、数多くの特注要素を備えている。アルミホイールは鍛造品で、フロント20インチ、リア21インチとなる。

GTハイパーカーは、RMLグループが1984年にレーシングチームとして設立されて以来、39台目のプロジェクトカーとなる(コードネームP39の由来)。ただし、これらのモデルの多くは未公開のため、今回のように独自の名称を冠して一般公開されることは珍しい。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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