蝶のように軽やか フィアット508S バリラ・スパイダー「コルサ」(2) 驚愕の小ささと楽しさ
公開 : 2025.09.20 17:50
蝶のように軽やか 蜂のように鋭く刺激的
ステアリングは過剰なほど感触豊かで、軽く操れるが、キックバックは殆どない。路面の凹凸は振動で感じ取れるが、背骨が痛くなるほどではない。ワダチを越えても、ボディが揺さぶられることはない。
速度の高いカーブでも、クルマの挙動は予想通り。回頭性は期待以上だが、急なリカバリーは必要ない。508Sの運転は、筆者は今回が初めてではない。道幅の広い区間で、その実力を探りたいという思いになる。唯一、ブレーキは心もとないが。

メトカーフは、自宅のあったグレートブリテン島の南、レディングからシルバーストン・サーキットまで、イベントがあるたびに自走で向かったという。平均時速80km/hで。現在の交通環境でその再現は難しいものの、誇張したものではないとわかる。
運転には慣れが必要でも、魅力がそれを上回る。蝶のように軽やかなフィアットは、蜂のように鋭く刺激的だった。
協力:DTRヨーロピアン・スポーツカーズ、ポール・デ・トゥリス氏































































































































































