スズキが新エンジン3基を公開! 電動と内燃機関の両輪でエネルギー極小化を追求 『10年先を見据えた技術戦略2026』発表
公開 : 2026.09.28 07:05
9月25日、スズキは『10年先を見据えた技術戦略2026』を発表。メディアに向けた発表会でプレゼンテーションや技術展示を行いました。ここでは展示された3基の新エンジンに絞り、篠原政明がレポートします。
2030年までに市販化を目指す技術
9月25日、スズキは『10年先を見据えた技術戦略2026』を発表した。
マルチパスウェイや製品投入の加速化、グローバル事業基盤の強化、バイオガス事業の推進、チームスズキによる商品開発、そしてライト×ライト(Right×Light)モバイルテック(エネルギー極少化と本質価値極大化を両立する技術群)と、取り組みは多岐にわたる。

中でも注目は、2030年時点で2020年より新型車の開発期間を半分とし、開発効率を30%、生産効率を50%向上させるという挑戦。そして年々厳しくなる安全要求などで車重80kg増の想定がされるところを、逆に100kg軽量化を目指し、トータル20kg軽量を目指す取り組みだ。
メディアに向けた発表会ではこれらのプレゼンテーションだけでなく、様々な技術展示も行われた。スズキは10年先と謳ってはいるが、2030年までには市販化を目指している技術は多い。その中で、かなり具体的で市販化が近そうなエンジンが3基展示された。
もちろん電動化も進めているスズキだが、インフラなど地域によって最適なパワートレーンを選択し、電動と内燃機関の両輪でエネルギー極小化を追求する。そんなスズキが2030年までに送り出すであろうエンジン3基の概要を紹介しよう。
軽自動車用新型ハイブリッド『R06D型』
軽自動車用には、間もなく発表される『eスカイ』用の次世代BEVパワートレインを開発したが、エンジン車用には新型ハイブリッドシステムを開発中。型式は『R06D型』、開発名称は『スーパーエネチャージ』だ。
軽自動車用の0.66L直列3気筒エンジンとCVTとの間に、48Vの高効率MGU(モーター・ジェネレーター・ユニット)を組み合わせるが、マイルドハイブリッドではなくいわゆるパラレルハイブリッドだ。MGUはコンパクトながら、始動、駆動、アシスト、発電、回生と1台で5役をこなす。

エンジンはターボとノンターボを予定し、エンジン単体のパワースペックは、ターボが最高出力47kW(約64ps)/最大トルク58Nm、ノンターボが36kW(約49ps)/58Nmを発生。モーターの最高出力は10kW(最大トルクは未発表)とされている。駆動用バッテリー容量は0.4kWhだ。
燃料はE20(バイオエタノールを20%混合)までの低炭素ガソリンに対応し、CO2は2022年のユニットより15%削減されるという。今後のスズキ軽エンジン車の主流になりそうなパワーユニットだ。






























































































