上級感を醸すロータス・エミーラ・ターボSE 懐の深いアルピーヌA110 4気筒ミドシップ比較(2)

公開 : 2025.09.19 19:10

最後まで比類ないピュアスポーツ

毎日でも運転したい、満たされるスポーツカーという尺度なら。筆者は、軽快さで勝るA110を選ぶだろう。一緒に試乗した、同僚のマット・プライヤーも同じようだ。より手軽に、より身近に、楽しむことができるから。

エミーラも非常に魅力的だが、真価へ迫るには、より真剣に向き合う必要がある。ジュニア・スーパーカーらしい。こんなスタンスがお望みなら、きっと充足度は高い。

ブルーのアルピーヌA110と、ブラックのロータス・エミーラ・ターボSE
ブルーのアルピーヌA110と、ブラックのロータス・エミーラ・ターボSE    マックス・エドレストン(Max Edleston)

エンターテインメント性の濃いドライバーズカーとして、懐の深さではA110へ一日の長があると思う。ボディは美しく、シャシーは完璧。加えて、お値段もお手頃だ。2026年に製造終了を迎える最後まで、比類ないピュアスポーツであり続けるはず。

4気筒ミドシップ・スポーツ 2台のスペック

ロータス・エミーラ・ターボSE(英国仕様)

英国価格:8万9500ポンド(約1772万円)
全長:4412mm
全幅:1895mm
全高:1225mm
最高速度:291km/h
0-100km/h加速:4.0秒
燃費:10.9km/L
CO2排出量:208g/km
車両重量:1446kg
パワートレイン:直列4気筒1991cc ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:405ps/6500rpm
最大トルク:48.8kg-m/4500-5500rpm
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック(後輪駆動)

アルピーヌA110(英国仕様)

英国価格:5万5160ポンド(約1092万円)
全長:4205mm
全幅:1800mm
全高:1250mm
最高速度:249km/h
0-100km/h加速:4.5秒
燃費:15.2km/L
CO2排出量:150g/km
車両重量:1102kg
パワートレイン:直列4気筒1798cc ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:251ps/6000rpm
最大トルク:32.5kg-m/2000-5000rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック(後輪駆動)

アルピーヌA110(英国仕様)
アルピーヌA110(英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

4気筒ミドシップ比較の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事