【スターキャンプ2025 in朝霧高原】三菱らしさとはユーザーファースト!毎年キャンプイベントを続ける理由とは?

公開 : 2025.09.13 12:05

新生スターキャンプが目指すのは『三菱らしさ』の再構築

2007年、三菱は10年ぶりにスターキャンプを再開した。

その立ち上げに携わった三菱関係者によれば、三菱が中長期的な視野で事業再生を進める中で、改めて『三菱らしさ』について社内で議論した結果、『やはりオフロードやアウトドアのイメージが根強い』ことを再認識したという。

2007年の復活以来、コロナ禍には中断もあったが、継続開催されている。
2007年の復活以来、コロナ禍には中断もあったが、継続開催されている。    平井大介

そして選ばれたのが、スターキャンプなのだ。

ただし、初代スターキャンプに比べて、ユーザーや様々なサポーター企業とつながりを自然と強化できるようなプログラムを構築していった。

本社主催のスターキャンプが軌道に乗ったことで、2017年からは全国の三菱自動車販売会社単位での開催が増えたという。

ただし、課題もある。一般的に、コアなアウトドア愛好家は所有車を積極的にカスタマイズする傾向があるため、車検対応等の観点から自動車メーカーや正規新車販売店では、アウトドア仕様車の扱いに慎重な姿勢を示すケースが少なくない。

そうしたこともあり、日系メーカー各社が本社主導でのアウトドアキャンプイベント開催に消極的だと言えるかもしれない。

これに対して、三菱はアフターパーツメーカーとの友好関係を地道に築きながら、三菱自動車販売会社でパーツの安全性を見極め、さらにユーザーに対してはパーツ利用の自己責任について十分に説明した上でパーツ販売を実現させている。

この事例で分かるように、三菱らしさとはユーザーファーストだと言えるだろう。スターキャンプはこれからどう進化するのか、三菱ユーザーの期待が膨らむ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    桃田健史

    Kenji Momota

    過去40数年間の飛行機移動距離はざっと世界150周。量産車の企画/開発/実験/マーケティングなど様々な実務を経験。モータースポーツ領域でもアメリカを拠点に長年活動。昔は愛車のフルサイズピックトラックで1日1600㎞移動は当たり前だったが最近は長距離だと腰が痛く……。将来は80年代に取得した双発飛行機免許使って「空飛ぶクルマ」で移動?
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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