フェラーリ308 GTSでトリノへ(2) 運転への陶酔を誘う3.0L V8 絶壁へ反響する高音

公開 : 2025.11.01 17:50

滑らかに回る3.0L V8 自然と運転へ陶酔

イタリアへ入り、登りよりスピードを落としてトリノを目指す。途中、買ってきたサンドイッチでお昼休憩。ガソリンも満たす。D1091号線はN94号線へ合流し、高速道路のアウトストラーダと交わる。

夕方が迫っても、気温は高い。ルーフパネルを外したまま、スピードメーターの針を右側へ思い切り回す。ギア比は1000rpm当たり34km/hほど。4000rpmで巡航させても、隣に座るキーヴと普通に会話できる。

フェラーリ308 GTS クワトロバルボーレ (1982〜1985年/英国仕様)
フェラーリ308 GTS クワトロバルボーレ (1982〜1985年/英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

3.0L V8エンジンは、滑らかに回る。自然と運転へ陶酔する。まるで無の境地で。

本来なら、この素晴らしいクラシック・フェラーリでミラノやヴェネチアまで足を伸ばしたい。しかし今回は、北西のトリノが目的地。半世紀前に308 GTSを描き出した、レオナルド・フィオラヴァンティ氏が待ってくださっている。

協力:リチャード・ドレッジ氏、フェラーリ・オーナーズ・クラブGB、マーク&トレーシー・キエブ社

フェラーリ308 GTS クワトロバルボーレ (1982〜1985年/英国仕様)のスペック

英国価格:2万9300ポンド(新車時)/10万ポンド(約1980万円/現在)以下
生産数:3042台
全長:4230mm
全幅:1720mm
全高:1120mm
最高速度:254km/h
0-97km/h加速:6.7秒
燃費:5.3-8.9km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:1286kg
パワートレイン:V型8気筒2927cc 自然吸気DOHC
使用燃料:ガソリン
最高出力:243ps/7000rpm
最大トルク:26.4kg-m/5000rpm
ギアボックス:5速マニュアル/後輪駆動

フェラーリ308 GTS クワトロバルボーレ (1982〜1985年/英国仕様)
フェラーリ308 GTS クワトロバルボーレ (1982〜1985年/英国仕様)    マックス・エドレストン(Max Edleston)

記事に関わった人々

  • 執筆

    サイモン・ハックナル

    Simon Hucknall

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マックス・エドレストン

    Max Edleston

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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