ドリキン土屋圭市氏監修!ヒョンデ・アイオニック5N『DKエディション』降臨【スーパーカー超王が斬る】

公開 : 2025.10.23 11:45

無限大ともいえるキャラクター

アイオニック5Nのドライブをフルに楽しむには、このモデルが持つ機能を完全に把握する必要がある。

基本となる『ノーマル』や『スポーツ』、あるいはステアリングホイールに備えられる『N』ボタンをプッシュすることで選べる『N』というドライブモードに加え、モーターやステアリング、サスペンション、e-LED、ESC等々のセッティングをドライバー自身がカスタマイズできるシステムが採用されていることで、その走りにはまさに無限大ともいえるキャラクターが生み出される。

DKエディションのパッケージ価格は333万円と設定され、購入後でもコンバージョン可能だ。
DKエディションのパッケージ価格は333万円と設定され、購入後でもコンバージョン可能だ。    山本佳吾

今回はその中から、比較的スパルタンなセッティングをカスタマイズしてDKエディションの走りを楽しんでみたが、やはりこのモデルがその本領を発揮するのはワインディングであり、そしてサーキットであることを十分に思い知らされた。

サーキットで様々なモードを試しながらベストなセッティングを探っていく。このような楽しみ方をより積極的してみたいと考えるカスタマーのために、あらかじめノーマル以上に大きなアドバンテージを与えたモデル、それがこのDKエディションなのだ。

DKエディションのパッケージ価格は333万円と設定されており、これにベース車両であるアイオニック5Nの本体価格(858万円~)を加えると、そのトータルは1000万円をはるかに超える数字になる。

DKエディションは、すでに先行して韓国本国での販売は開始されており、今回日本でのデリバリーが始まった後には、ヨーロッパなどでも展開されるとのことだ。DKエディションの誕生で、アイオニック5Nはさらに魅力的なスポーツBEVとして語られることは間違いないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影

    山本佳吾

    Keigo Yamamoto

    1975年大阪生まれ。阪神タイガースと鉄道とラリーが大好物。ちょっとだけ長い大学生活を経てフリーターに。日本初開催のWRC観戦をきっかけにカメラマンとなる。ここ数年はERCや欧州の国内選手権にまで手を出してしまい収拾がつかない模様。ラリー取材ついでの海外乗り鉄旅がもっぱらの楽しみ。格安航空券を見つけることが得意だが飛行機は苦手。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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