高速道路での快適性とスポーツモードの所作【帰ってきたヒョンデ・アイオニック5長期レポート #8】

公開 : 2026.03.05 17:05

編集部では2024年夏からヒョンデのEVを長期レポート中。現在は3台目となるアイオニック5が、編集部の動力源として活躍しています。第8回は、高速道路での快適性やスポーツモードなどをレポートします。

高速での移動は安定感抜群

編集部では2024年夏からヒョンデのEVを長期レポート中。現在は3台目となる『ヒョンデ・アイオニック5』が、日々、編集部の動力源として活躍している。

さて、これまで様々な場面でアイオニック5に乗ってきたわけだが、一番好きなのは高速道路での移動だ。個人的に高速を中心とした長距離移動が多いため、そこでの快適性はどうしても重視したくなる。

編集部で長期レポート中の『ヒョンデ・アイオニック5』。
編集部で長期レポート中の『ヒョンデ・アイオニック5』。    平井大介

その点、アイオニック5はEVらしくフラット感があり、3000mmというホイールベースもあって安定感抜群。SUVほどではないが、少し着座位置が高く見晴らし良好で、シートポジションは背もたれのサポートが特によく、筆者の体型との相性がいいように思う。

そこで重宝するのが、右のパドルシフトを長く引いて切り替え可能な『オートモード』だ。前を走っているクルマに近づいた時に自動的に減速する機能だが、その所作は自然。逆に左のパドルシフトを引いていき回生を強くしていき、レベル3あるいはワンペダルモードとなる『アイペダル』だと、足踏みブレーキを使用する場面は極端に少なくなる。

これらの一連の動きは実に滑らかで、アイオニック5の快適性を向上させていると思う。これは街中でも同様だ。

スポーツモードに入れた時の走り

ドライブモードの話でいえば、『スポーツモード』に入れた時の走りも結構気に入っている。これはパワーアップ自体はせず、アクセルペダルに対するクルマの反応が機敏になるもの。いや、機敏というよりパワフルになると書く方がコクピットでの感覚に近い。

その走りはなかなか力強いもので、馬でいうところの『鞭を叩いた』状態であるが、その気持ちにちゃんと応えてくれるのだ。そうした場面でシームレスに力強く走るアイオニック5の姿は、実に頼もしく感じる。

ドライブモードの切り替えはステアリングのスイッチで行う。
ドライブモードの切り替えはステアリングのスイッチで行う。    平井大介

ちなみに電費が一気に下がるので、小心者の筆者は、わりとすぐに標準モードに戻してしまうのはここだけの話だ。

走りの面で話を続けると、サスペンション形式はフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクとなっている。車重が重い傾向にあるEVは、リアをマルチリンクにするケースが多く、アイオニック5も例外ではない。

ただ、たまにクルマの接地感、言い換えるなら路面からのインフォメーションが少し足りないと感じる場面がある。コーナリング自体は過不足ないものだが、あくまで感覚的な話として、低重心さとミシュラン・タイヤのグリップで曲がっているような気がするのだ。

しかし、敢えて言えばというレベルで、スポーツカーではないので求めるべきことではないだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

ヒョンデ長期レポートの前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事