インスターをブーストせよ!デザインコンセプト『ヒョンデ・インスタロイド』初お披露目【日本独自のカルチャーイベント開催】

公開 : 2025.10.24 07:45

ヒョンデ・モビリティ・ジャパンは、10月22日にデザインコンセプトカー『インスタロイド』の日本初公開イベント『インスタロイド・ナイト』を開催。メディア関係者、インフルエンサー、クリエイターなど約150名が来場しました。

単なるクルマの展示会を超えた体験

ヒョンデ・モビリティ・ジャパン(以下ヒョンデ)は、10月22日に都内でデザインコンセプトカー『インスタロイド』(INSTEROID)の日本初公開イベント『インスタロイド・ナイトbyヒョンデ』を開催。

メディア関係者、インフルエンサー、クリエイターなど約150名の来場者に、『音楽、映像、光が融合する没入空間で、単なるクルマの展示会を超えた体験』を提供した。

デザインコンセプトカー『インスタロイド』を日本初公開。
デザインコンセプトカー『インスタロイド』を日本初公開。    ヒョンデ・モビリティ・ジャパン

こちらのイベントは、ジャパンモビリティショー2025に先駆け、ヒョンデのデザイン哲学と感性価値を体感してもらうために日本独自のカルチャーイベントとして企画されたもの。

今回公開した『インスタロイド』は、コンパクトBEVとして日本でも注目を浴びている『インスター』をベースに、『もしも(What if)?』という問いから生まれた、『創造と遊びの実験車』。

ヒョンデ・モーターの欧州デザインチームが、自動車業界の『グリッチ』(Glitch、ゲームなどでいうバグ、裏技などの意味)として開発。デザイナーの遊び心と挑戦を存分に詰め込み、常識を逸脱したデザインコンセプトカーとして誕生したという。

「共に未来のモビリティを形づくっていきたい」

イベント冒頭では、HMJ代表取締役社長の七五三木敏幸氏が登壇し、次のように語った。

「私たちは、クルマを単なる移動手段ではなく、見て、触れて、感じて、心を動かす存在にしたいと考えています。日本市場では、技術力だけでなく『感性の価値』が重要です。日本の皆さまの感性に寄り添い、共に未来のモビリティを形づくっていきたい」

イベントに登場した七五三木敏幸氏(右)とサイモン・ロスビー氏(左)。
イベントに登場した七五三木敏幸氏(右)とサイモン・ロスビー氏(左)。    ヒョンデ・モビリティ・ジャパン

続いて登壇したヒョンデ・デザイセンター長のサイモン・ロスビー氏は、インスタロイドの開発背景を紹介。こうコメントしている。

「インスタロイドは、デジタルとリアル、カルチャーとデザインの境界を超える実験です。『ブースト』(Boost)というキャラクターは、私たちの遊び心そのもの。空力性能を備えたリアウィングや21インチホイールなどの造形美の裏側には、感情を刺激する『生きたデザイン』があるのです」

その後、重厚な音楽と共にインスタロイドを初披露し、サイモン氏はエクステリアとインテリアについて解説。空力性能が際立つウイングスポイラーやホイールアーチのエアフラップ、インスタロイド・サウンドスケープやゲームから着想を得たコクピットのような演出、そしてインテリアの随所にデザインされたキャラクターの『ブースト』など、遊び心と機能性が融合したデザインの思想を語った。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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