部品を外され、哀愁漂うアイダホのクラシックな廃車 40選(前編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2025.11.09 11:25
フォード・ファルコン(1959年)
正面から見ればフォード・ファルコンと即座に判別できるが、後部は様子が違う。残っている部分がほとんどないのだ。元の半分の大きさとはいえ、まだ使える部品は十分に残っている。
おそらく1959年、つまり生産開始年のモデルだろう。北米でフォードが販売した初のコンパクトカーだ。

リンカーン・コンチネンタル(1972年)
初代リンカーン・コンチネンタルは、当時の欧州車と共通するデザイン要素(トランク後部にスペアタイヤを配置するなど)からその名が付けられた。ただし、この1972年式コンチネンタル・マークIVが出荷された頃には、本物のスペアタイヤではなく形だけのフェイクデザインに変更されていた。実際のスペアタイヤは、座席後方のトランク内に設置されているのだ。

オールズモビル・ナインティエイト・リムジン(1961年)
どこを探しても、1961年式オールズモビル・ナインティエイトの8人乗りリムジンを見つけるのは至難の業だ。この超希少な個体はコトナー・ベビントン社製で、長い時を経ても良好な状態を保っている。ボディは曲がっておらず、駆動系は完全、内装もなかなか良い状態だ。
その希少性は価格に反映されておらず、3500ドル(約53万円)の値札が付いていることに驚いた。今ではとっくに売れてしまったに違いない。

クライスラー・ウィンザー(1960年)
この印象的なテールフィンはいかがだろう? 運転席ドアから始まり、リアへ向かうにつれて徐々に高くなり、見事なクレッシェンドを描いている。これは1960年式クライスラー・ウィンザー4ドア・セダンのものだ。
ウィンザーは計4万1158台が販売され、クライスラーの年間総生産台数の50%以上を占めた。

ナッシュ・ステーツマン(1952年)
1952年式ナッシュ・ステーツマン・カスタム4ドア・セダンは、スピードを追求して作られたクルマではない。最高出力88psの3.2L直列6気筒エンジンを搭載し、100km/h加速には19.7秒を要した。1/4マイル(400m)には約22秒かかり、最高速度はわずか124km/hだった。この個体は数十年間、一度も走行していない。

ビュイック(1941年)
このビュイック・エイトのリアフェンダーは、誰かが一度外したものの、結局元に戻したようだ。おそらく修理に費用がかかりすぎたか、あるいは手間がかかりすぎると判断したのだろう。
表面の錆は確かに目立つが、構造的には非常に頑丈なクルマだ。実際、生産から80年以上も経っているとは信じがたい状態だった。もちろん、これはアイダホ州が冬に道路に塩を撒かないことも大きく関係している。
































