舞台は東洋のモナコ!117年前の思いを受け継ぐ名車&旧車フェスティバル【熱海ヒストリカG.P.ミーティング】

公開 : 2025.11.15 12:05

日本初の自動車倶楽部の精神を受け継ぐ

ミーティングを主催しているACJは、東京都国立市に本拠を置く自動車愛好家の倶楽部である。

オートモビル・クラブ・ジャパンと聞いて、我が国初の自動車倶楽部である同名のクラブを思い出した方がいるかもしれないが、実は是枝さんが会長を務めている現在のACJは、往時のACJの精神を受け継いでいる由緒あるカークラブなのだ。

クロージングセレモニーのときに集合写真を撮り、来年の再会を誓って散会となった。
クロージングセレモニーのときに集合写真を撮り、来年の再会を誓って散会となった。    高桑秀典

今から117年も前の話になるが、明治41年8月1日に有栖川宮威仁親王殿下御先導による我が国初のガソリン自動車遠乗会が実施された。

日比谷公園を出発した御一行が目的地としたのが谷保天満宮で、同地の梅林における食事会の席上において、参加者のひとりだった矢野恒太氏(第一生命保険創業者)の提案により、日本初の自動車倶楽部である『オートモビル・クラブ・ジャパン』を設立。これをもって、谷保天満宮が日本自動車文化発祥の地と呼ばれるようになった。

ACJは、そういった縁で開催されている谷保天満宮旧車祭を取り仕切る『旧車祭世話人会』が発展して設立された組織で、その根底には117年前の想いがあり、自動車の文化や魅力を次世代に継承するさまざまな活動(今回の熱海でのミーティングも、そのひとつ)を通して地域の活性化に寄与し、交通安全啓発の一助となることを願っているのであった。

ACJはこれからも、往時の精神を受け継いでいくであろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事