アルピーヌ、2車種の新型コンバーチブルを計画中 ポルシェ911への対抗馬も 2030年までに投入

公開 : 2025.12.02 11:45

アルピーヌは、2車種のEVコンバーチブルの投入計画を明らかにしました。『A110』の次世代モデルと新型ファストバックをベースとし、ラインナップ拡大を図ります。後者は4人乗りのグランドツアラーとなります。

電動スポーツモデル拡大へ

アルピーヌは、2030年までに2車種のコンバーチブルをラインナップに追加する予定だ。次世代モデルの『A110』と、ポルシェ911に対抗する新型ファストバックの両方にオープントップ仕様を計画している。

2代目となる新型A110は来年登場予定で、新しいアルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム(APP)を採用し、クーペとロードスターの2種類のボディスタイルを展開する。

今後の新型車は『A390』(画像)のような未来的なデザインを採用する方針だ。
今後の新型車は『A390』(画像)のような未来的なデザインを採用する方針だ。

新型ファストバックもAPPを採用し、4人乗りで『A310』と名付けられる見込みだ。アルピーヌは同モデルに固定式ルーフと折り畳み式ルーフの2種類を用意することを明らかにしている。

A310の詳細は未確認だが、レトロな路線から離れ、『A390』に近い未来的なデザインを採用すると予想される。ただし、サイズは現行A110と同等となる見込みだ。

アルピーヌ英国部門のゼネラルマネージャー、ニコラ・バーンサイド氏は、新型A110を「新たな章の始まり」と表現し、「見た目は良く、まさにA110らしい姿」だと述べた。

これら2車種のコンバーチブルを含め、アルピーヌは2030年までに7車種のEVを投入する計画だ。このうち、すでに『A290』とA390を発売している。さらに、大型のDセグメントもしくはEセグメントのSUVも開発中と考えられているが、現時点では未発表だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事