軽スーパーハイトワゴンに強力な選択肢!新型日産ルークスはN-BOX、スペーシア、タントの3強にどこまで肉薄?【公道で実力をチェック】
公開 : 2025.12.08 11:00
プロパイロット装着車ならロングツーリングも快適
次に乗ったのは、『ハイウェイスターGターボ・プロパイロットエディション』(FF)。新型ルークスのトップグレードだ。車名が示すようにエンジンはターボ付きで、そして運転支援システムの『プロパイロット』も標準装備している。
走り出してすぐに感じたのは、ターボによるパワートレーンの快活さ。また、足まわりのセッティングは基本的に同じで違いはタイヤサイズくらいとのことだが、乗り味は明らかにターボ車のほうが良く感じられた。

プロパイロットを試すべく、都市高速も少し乗ってみた。80km/hクルーズでのエンジン回転数をドライブモードを切り替えながら確認すると、『スタンダード』と『エコ』では2300rpmくらい、『スポーツ』だと3200rpmくらい。ちなみにこれはノンターボでも同じだった。プロパイロットによるレーンキープや前車の追従性は精度が高く、長距離ツーリングも楽しめそうだ。
また、ターボのほうが脈動効果でエンジンノイズは抑えられているようで、室内はノンターボより静か。ただし、ターボ車でも『エコ』の加速時などは少しタルさを感じ、『スポーツ』ではそこそこ速くなるがエンジンを高回転域まで回しがちなので、普段使いなら『スタンダード』で十分だろう。
インテリジェントアラウンドビューモニターの、フロントワイドビューやインビジブルフードビューも駐車場内で試すことができたが、視界の良いクルマでも、こうした機能があると便利だし安心。万が一のことを考えると、装備しておきたい。
9月の発表から12月初めまでで、早くも受注は2万200台を突破したという新型日産ルークス。11月の軽自動車販売台数ランキングでは5位に入るなど、出足は好調。絶対王者のホンダN-BOXを筆頭に、スズキ・スペーシア、ダイハツ・タントの3強にどこまで肉薄するか、今後が楽しみだ。
日産ルークスのスペック
日産ルークス・ハイウェイスターGターボ・プロパイロットエディション(FF)
[ ]内はX(FF)
全長×全幅×全高:3395×1475×1785mm
ホイールベース:2495mm
車両重量:990kg[960kg]
エンジン:直列3気筒DOHCターボ[直列3気筒DOHC]
総排気量:659cc
最高出力:47kW(64ps)/5600rpm[38kW(52ps)/6400rpm]
最大トルク:100Nm(10.2kg-m)/2400-4000rpm[60Nm(6.1kg-m)/3200rpm]
トランスミッション:CVT
駆動方式:横置きFF
燃料/タンク容量:レギュラー/27L
WLTCモード燃費:19.3km/L[21.0km/L]
タイヤサイズ:165/55R15[155/65R14]
車両価格:224万9500円[173万9100円]





























































