ハイリターンな万能SUV ランドローバー・レンジローバー(4代目) UK中古車ガイド 風化しない魅力

公開 : 2026.01.08 18:05

購入時に気をつけたいポイント

パワートレイン

V6とV8ディーゼルでは、クランクシャフトが弱点。だが、3万kmで壊れる例もあれば、20万km平気な場合もある。定期的なメンテナンスと、暖機運転が延命のカギとのこと。
共通して載るZF社製の8速ATは、8万km毎にメンテナンスを受けたい。

電気系統

複雑で不具合を抱えがち。テールゲートのスイッチからランプ類まで、信頼性はほどほど。高額な修理へ至る場合もあるものの、2016年式以降なら安心感は増す。

ボディとホイール

ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)
ランドローバーレンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)

レンジローバーのロゴは変色しがち。純正の新品へ交換を頼むと、250ポンド(約5万円)ほど必要になる。オフロードを攻めるオーナーは少ないはずだが、擦り傷や凹みがないか、隅々まで観察したい。ボディは大きい。

サスペンション

車重が重く、サスペンションはヘタりがち。コントロールアームの劣化は一般的。

知っておくべきこと

トリムグレードは、ヴォーグからSVオートバイオグラフィーまで多様。ウェストミンスターとフィフティという、特別仕様も存在した。2016年にインフォテインメントが更新され、信頼性も改善。2021年には、3.0Lマイルド・ハイブリッドが追加されている。

英国ではいくら払うべき?

1万ポンド(約204万円)〜2万9999ポンド(約611万円)

走行距離が30万kmを超える怪しい例も含まれるが、英国では整備され状態の良いL405型も多い。フェイスリフト前が中心。慎重に探せば「当たり」に出会えるかも。

3万ポンド(約612万円)〜3万9999ポンド(約815万円)

フェイスリフト前が中心だが、走行距離の短いL405型を英国では探せる、オススメの価格帯。保証が付く例も多い。魅力的なフェイスリフト後も含まれる。

4万ポンド(約816万円)以上

ランドローバー・レンジローバー  3.0 TDV6 ヴォーグ(2018年式/英国仕様)
ランドローバー・レンジローバー 3.0 TDV6 ヴォーグ(2018年式/英国仕様)

フェイスリフト後の上物なL405型をお探しなら、英国ではこの価格帯から。エンジンの種類は価格へ余り影響しないものの、トリムグレードやオプションで差が付く。

英国で掘り出し物を発見

ランドローバー・レンジローバー 3.0 TDV6 ヴォーグ(英国仕様) 登録:2018年 走行距離:4万6600km 価格:3万4990ポンド(約714万円)

素晴らしいコンディションのL405型といえる。バーガンディのボディに、クリームのインテリアでコーディネートされ、20インチ・アルミホイールも美しい。保証付きだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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