ハイリターンな万能SUV ランドローバー・レンジローバー(4代目) UK中古車ガイド 風化しない魅力

公開 : 2026.01.08 18:05

現実的な価格へ落ちた4代目レンジローバー 威風堂々とした端正なボディ 上品で贅沢なインテリア 最高のオールラウンダー リスクはあるもののリターンも大きい UK編集部が魅力を再確認

同等の金額で買える新車と比べてみて

4代目ランドローバーレンジローバー、L405型を、今なら1万ポンド(約204万円)から英国では探せる。安心感を踏まえると、その倍に予算は増やしたいところだが、同等の金額で買える新車のSUVと比べてみて欲しい。

美しく威風堂々としたボディ。上品で贅沢なインテリア。登場から14年が過ぎても、レンジローバーとしての魅力は風化していない。メルセデス・ベンツBMWほど派手すぎず、温かみがある。新車時には、AUTOCARのスタッフもすっかり魅了されている。

ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)
ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)

ドライビングポジションは完璧で、路上での快適性はリムジン級。遠くの目的地を、極めて安楽に目指せる。ただし、初期型のインフォテインメント・システムは扱いにくい。フェイスリフトを受けた、2018年以降の車両を探したいところ。

エアコンは、VIPをもてなせる3ゾーンが標準。オプションで4ゾーンを指定でき、リアシートも、独立した2脚を組むことができた。マッサージ機能付きで。

何事にもリスクはつきもの リターンは大きい

渡河水深は900mmへ対応し、最大3.5tのトレーラーを引っ張れる。過酷な悪路にいることを忘れるほど、走破性も高い。巨大なサンルーフ付きを探せば、自然との距離をさらに縮めることができる。小回りが利き、駐車も想像以上に簡単だ。

エンジンは、どれも有能。英国で1番ベーシックなのは、3.0L V6ディーゼルターボ。充分にパワフルで、12.0km/L程度の燃費を得られる。4.4L V8ディーゼルなら、71.2kg-mという極太トルクを召喚できる。

ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)
ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)

贅沢さを突き詰めるなら、V8ガソリンも悪くない。最高出力は、510psから565psまで設定されていた。2018年には、2.0Lガソリンによるプラグイン・ハイブリッドも市場によっては追加されている。若干、力不足かもしれないが。

維持費は安くないものの、想像を絶するほどではないはず。慎重に望ましい1台を探し出せば、最高のオールラウンダーと暮らすことができる。何事にもリスクはつきもの。だがこの場合、リターンも大きい。

新車時代のAUTOCARの評価は?

車重は普通車の2倍でも、運べる荷物も2倍。ここ10年に運転したクルマで、間違いなく最高の1台。運転するほど、類まれな価値が見えてくる。(2012年12月12日)

ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)
ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)

オーナーの意見を聞いてみる

アリー・スミス氏

「5年前に、走行距離11万kmのオートバイオグラフィーを購入しました。レンジローバーの専門店で、整備を受けています。年間の維持費は、600ポンド(約12万円)くらいでしょうか。自分の経験では、これ以上素晴らしいクルマは今のところありません」

ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)
ランドローバー・レンジローバー(4代目/L405型/2012〜2021年/英国仕様)

「オーディオは、メリディアン社製の1700W。最高の音質だと思います。製造品質も素晴らしいですよ。走行中に、余計なきしみ1つしません。ぜひ1台、考えてみては?」

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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