これは乗り逃げしたかった!独断と偏見で選ぶ2025年の10台【日本版編集長コラム#62前編】
公開 : 2025.12.28 17:05
9位:マツダ・ロードスターRF
7点(スタイル4/ファン2/感心1)
ロードスターRFは、改めてそのスタイリングに惚れてしまったのと、2LエンジンをATで乗るヨユーの走り方を見つけてしまったのが大きい。軽さが信条のロードスターは、一番軽量のソフトトップ『S』グレードが正義だと思い続けてきた。今でもその考えは変わらないが、数多く乗ってきたND型ロードスターで初めて「ATでもいいかも……」と思ったほど気に入ってしまった。ソウルレッドで乗りたい。

7位:ボルボEX30
8点(スタイル3/ファン1/感心4)
同率7位となったEX30は、雪上、クロスカントリー、ツインモーター、LFPモーターと、今年は4回も乗る機会があった。そこで得た結論は、ボルボはEVとの相性がいいというものだ。デザイン、先進性、熟成度など全体的にオトナな1台で、必ずしも内燃機関エンジンがなくてもいいと実感することができた。ちなみに今回のランキングには入っていないが、アウディA6 eトロンでも同じ感覚を得ることができた。

7位:ジャガーFタイプ
8点(スタイル2/ファン4/感心2)
昨年の年末から今年の年始にかけて乗らせて頂いた5L V8のFタイプは、感動した記憶しかない。未だに全部5点でもいいと思っているくらいだ。もう新車で購入することができないのが実に惜しい。『サウンドは100年の恋に落ちるほどのレベル』と当時の原稿に書いており、その後記憶の上書きが多かったという意味で、年始の試乗でなければ1位になっていたかも。今年、一番中古車物件を見た1台。

5位:ルノー・カングー
9点(スタイル3/ファン1/感心5)
実は初めてじっくりと乗った現行カングーが、同率5位。世代としては古いものだが、特にシートを中心とした乗り心地に懐かしいルノーの味がして、すっかり感心してしまった。ディーゼルエンジンを搭載するフレンチミニバンというカテゴリーは素晴らしいクルマばかりで、シトロエン・ベルランゴや、イタリア車扱いだがきょうだい車のフィアット・ドブロなど、どれを購入しても後悔がないと思う。

5位:マクラーレン・アルトゥーラ
9点(スタイル1/ファン5/感心3)
アルトゥーラは乗ってイメージがガラリと変わった1台。『想像しているよりもプリミティブでピュア』と当時の原稿に書いていて、750Sと比べて少し小さいおとなしいモデルと思ったら大間違い。ドライバビリティは感動レベルだ。しかも原稿で『あちゃぁ、これは乗り逃げしたい』と書いていたのに、これが1位でないとはどうなっているのか……。
(長くなってきたので後編に続きます)











































