816ps&1420Nmの超絶スペック!メルセデスAMGの名を冠した『SL63 S Eパフォーマンス』にアフォルターバッハの誇りを見た

公開 : 2026.01.05 11:45

制御の面白さ

この中で特に印象的だったのは、コンフォートで感じる高級GTそのものと言える乗り味と、ここからスポーツへとモードを移行した瞬間に、一気にスポーツカーとしてのアグレッシブなキャラクターが生み出されるという、制御の面白さだった。

さらにスポーツ+やレースを選択すれば、ハードなサーキット走行さえ積極的に楽しめる強靭なフットワークと駆動力配分、そしてパワーユニットの魅力的な制御を楽しめるのは間違いないだろう。

試乗車はオプションでカーボンパッケージが選択されていた。
試乗車はオプションでカーボンパッケージが選択されていた。    平井大介

ちなみにSL63 S Eハイブリッドのサスペンションは、前後とも5本のリンクを使用したマルチリンク方式。これに『AMGアクティブライドコントロールサスペンション』を組み合わせ、さらにはリアアクスルステアリング(後輪操舵)も採用している。コーナーでのクイックなステアリングレスポンスや、ここから先の正確無比な動きも大きな魅力だ。

ボンネットフードの先端で輝くメルセデスAMGのエンブレム、それはやはりただの飾りではなかった。この最新作には、モータースポーツに端を発する、彼らの長い伝統が培ってきた卓越したエンジニアリング、そして誇りというものが見事なまでに表現されていたのである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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