安価仕様で巻き返し テスラ・モデルY ロングレンジRWD(1) 広い荷室も強み バッテリーは65.0kWhから

公開 : 2026.03.27 18:05

ゆとりある車内空間 広い荷室は明らかな強み

アップデートで、後席側に小さなタッチモニターとシートヒーターが追加されたが、ベースグレードのRWDには備わらず。価格を抑えるため、前後のシートは全面が合成皮革で覆われる。ステレオは簡素な7スピーカー構成でも、音質は悪くない。

ガラスルーフはパノラミックではなく、面積の狭い一般的なサンルーフ状になる。とはいえ、プレミアム・グレードとの違いは、その程度。試乗車は、天井が軋んでいたが。

テスラ・モデルY ロングレンジRWD (英国仕様)
テスラモデルY ロングレンジRWD (英国仕様)

前後の乗員空間は、クラス最高水準ではないとしても広い。膝前や頭上に不満ない余地が残り、シートの座面が高く、快適な姿勢でくつろげる。リクライニングは、上位モデルは電動ながら、試乗車では手動になる。

大きな荷室が生む実用性は、確かな強み。床下を利用できるリア側だけでも、854Lとかなりの容量があるが、フロントのボンネット下にも、充電ケーブルを余裕でしまえる117Lの空間が確保される。後席の背もたれを倒せば、2138Lまで拡大できる。

肝心の走りの印象とスペックは、テスラ・モデルY ロングレンジRWD(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

テスラ・モデルY ロングレンジRWDの前後関係

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