『ルーチェ』と言えばマツダが本家? フェラーリ初のEVが同じ車名で登場した今こそ振り返りたい、5世代の歴史!

公開 : 2026.04.04 11:45

4代目:1980年代らしいクリーンなデザイン

1981年に登場した4代目は、1980年代らしいクリーンなデザインで登場。3代目コスモときょうだい車となりました。4ドアハードトップとセダンを設定しましたが、前者は、横方向にかなり大きなライトを持つ個性的なマスクが特徴です。

1982年には世界初のロータリーターボ車(12A型)が誕生したのもトピックです。しかし、少しデザインが奇抜過ぎたためか、1983年に常識的な高級車のマスクへと整形されました。

大きな窓とヘッドライトのスペイシーデザインをまとう4代目ルーチェ。コスモとのきょうだい車になりました。
大きな窓とヘッドライトのスペイシーデザインをまとう4代目ルーチェ。コスモとのきょうだい車になりました。    マツダ

5代目:高級サルーンらしさを獲得

1986年には5代目がデビュー。重厚なエクステリアや3リッターV6エンジンを得て、高級サルーンらしさを獲得しました。この代も4ドアハードトップとセダンを用意しています。

ロータリーターボエンジンは180psを発生しました。1991年に後継の『センティア』発売に伴ってタクシー、教習車用のセダンのみが残り、1995年まで販売されました。

重厚なスタイルへと変化した5代目。1991年に後継の『センティア』が登場し、ルーチェの歴史は今のところ幕を閉じています。
重厚なスタイルへと変化した5代目。1991年に後継の『センティア』が登場し、ルーチェの歴史は今のところ幕を閉じています。    マツダ

そんなルーチェも海外名は『929』

このように、誕生から終焉までの29年間で日本の市場に一時代を築いたマツダ・ルーチェですが、海外では2代目以降を『929』として販売していました。

当時のマツダは、一部海外のメーカーのように固有名詞を用いず、ファミリアを『323』、カペラを『626』などとして展開していました。その流れは、現在のマツダ『3』『6』などの数字車名に引き継がれています。

こちらは5代目ルーチェの『929』。929は2代目以降のルーチェの海外名でした。なお『センティア』も海外では929と呼ばれていました。
こちらは5代目ルーチェの『929』。929は2代目以降のルーチェの海外名でした。なお『センティア』も海外では929と呼ばれていました。    マツダ

フェラーリ・ルーチェの販売に影響を与えそうなマツダ・ルーチェが、実は海外でその車名を使っていなかったのは、ちょっと面白い話ですよね。

記事に関わった人々

  • 執筆

    遠藤イヅル

    Izuru Endo

    1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター兼ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持つ。コピックマーカーで描くアナログイラストを得意とする。実用車や商用車を好み、希少性が高い車種を乗り継ぐ。現在の所有は1987年式日産VWサンタナ、1985年式日産サニーカリフォルニア、2013年式ルノー・ルーテシア。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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