メルセデス・ベンツ新型『Cクラス』発表! 歴代初のEV、航続距離762kmを達成 BMW i3に真っ向勝負

公開 : 2026.04.21 07:45

V8モデルと同等の加速性能

前述の通り、最初に投入されるのはデュアルモーター搭載のC 400 4マティックという仕様だ。最高出力489psと最大トルク81.5kg-mを発生し、0-100km/h加速タイムは4.1秒。参考までに、これはV8エンジン搭載AMG C 63と同等の速さだ。

電力は94.5kWhのバッテリーに蓄えられ、WLTPサイクルでの公称航続距離は762km。最大330kWでの急速充電に対応する800Vシステムを採用し、わずか10分で325km分の航続距離を回復できるという。欧州では400Vインバーターも用意されるため、一般的な低出力の公共充電器も利用できる。

新型CクラスEV
新型CクラスEV    メルセデス・ベンツ

今後ラインナップに加わるモデルとしては、航続距離約800kmの後輪駆動バージョンがあり、その他のバッテリーや出力オプションも順次展開される予定だ。

スポーティかつ快適な走り

プラットフォームはGLC with EQテクノロジーと共通で、中型EV向けのMB.EAを採用。現行CクラスのMRAや、より小型のCLAおよび『GLB』を支えるMMAとは大きく異なる。

メルセデス・ベンツは新プラットフォームの洗練性と走行性能を強調し、Sクラスに匹敵する快適なクルージングを実現しつつ、「比類なき敏捷性と精度であらゆるコーナーを攻める」ことができるとしている。「史上最もスポーティなCクラス」とのことだ。

走りの要となるのは、オプションのエアマティック・アダプティブサスペンションだ。リアルタイムのクラウドデータを活用し、前方の路面の凹凸やスピードバンプに備えてシャシーを自動的に最適化することができる。また、リアステアリング・システムでは後輪を最大4.5度まで切り、高速時の安定性と低速時の取り回しの両方を高める。

その他の新機能としては、リアモーター用の2速トランスミッションが挙げられる。あらゆる速度域で最適な加速力を確保しつつ、巡航時の効率性を高めるものだ。

四輪駆動の4マティック仕様では、アクセルを踏み込んだ時やドライブモードに応じてフロントアクスルのモーターを作動させる。それ以外の時は駆動系から切り離され、フロントアクスルでのエネルギー損失を最大90%低減できるという。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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