7代目トヨタ・セリカは大胆デザインが仇に? 異様に安い中古車は今が狙い目【第5水曜日の男、遠藤イヅルの令和的ヤングタイマー列伝:第7回】

公開 : 2026.04.29 12:05

今見るとむしろ斬新? 相場も低く今が狙い目か

このように意欲的なモデルだった7代目セリカですが、そのシャープかつ大胆なデザインが仇となって不評に。看板モデルのGT-FOURの不在も響いたと思います。

現在でも不人気傾向は続いており(涙)、中古車価格がそれを反映。1990年代末〜2000年代前半の2ドアスポーツモデルは暴騰ともいえる価格を掲示する車種も多い中、7代目セリカの中古車相場は『異様に安い』のです。

サイドを駆け上がるキャラクターラインと、彫りが深いリアフェンダーが立体的な造形を生み出しています。
サイドを駆け上がるキャラクターラインと、彫りが深いリアフェンダーが立体的な造形を生み出しています。    トヨタ自動車

なお他の代のセリカも価格は上がっており、初代は300〜500万円台、2代目、3代目も200〜300万円台は珍しくなく、4代目〜6代目のGT-FOURは、200〜400万円台に達しています。

ちなみに5代目以降のGT-FOUR以外では100万円台というリーズナブルな個体も販売されていますが、7代目ともなると、好条件なのにAT車なら2桁万円の個体も少なくないです。最近でも極端な相場の変動は見られないものの、価格上昇前に市場から数を減らしてしまうかもしれず、よいタマの狙いどきはまさに今と言えます。

そんな不運な7代目セリカですが、CALTY(Calty Design Research Incorporated)が手がけたエクステリアデザインは、改めて見ると斬新にさえ感じられます。セリカというビッグネームをリーズナブルに手に入れるのも、悪くない選択肢ですね。

次回の『第5水曜日の男』は7月29日です。何を取り上げようかしら。どうぞご期待ください。

記事に関わった人々

  • 執筆

    遠藤イヅル

    Izuru Endo

    1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター兼ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持つ。コピックマーカーで描くアナログイラストを得意とする。実用車や商用車を好み、希少性が高い車種を乗り継ぐ。現在の所有は1987年式日産VWサンタナ、1985年式日産サニーカリフォルニア、2013年式ルノー・ルーテシア。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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