ロータス、改良型『エミーラ』に新型V6ハイブリッド搭載へ トヨタとAMG製エンジンから切り替え

公開 : 2026.05.18 12:05

新しいV6は「パワフルで軽量」

ホース社のマティアス・ジャンニーニCEOはAUTOCARに対し、「小型エンジンの設計を基にしていることも、このV6がこれほどコンパクトで軽量である主な理由です」と述べた。

「だからこそ非常に競争力があり、現時点で世界最軽量かつ最小のハイブリッドV6エンジンとなっています。当社のエンジンと同じスペースに収まるハイブリッドV6エンジンは他に存在しません」

ホース・パワートレイン社のV6エンジン
ホース・パワートレイン社のV6エンジン

先月の北京モーターショーで公開されたこの3.0Lエンジンは、マイルドハイブリッドおよびフルハイブリッド車向けに開発された「パワフルかつ軽量なV6エンジン」とされている。

ホースは2024年、ルノーとジーリーの合弁会社として設立され、世界中の自動車メーカー向けに内燃機関の開発・供給を行っている。同社のエンジンはすでに、ルノー、ダチア日産メルセデス・ベンツなど、さまざまな車種に採用されている。

クルマ好きの要望で実現

ジャンニーニ氏の説明によると、この新型V6エンジンは2年前の設立当初の製品戦略には含まれていなかったが、既存のリソースを活用して効率的に開発されたという。

「わたしは大排気量エンジンが大好きです。ホースに入社した当初は、それが事業の一部になるとは思っていませんでした。なぜなら、3気筒や4気筒、最大2.0Lまでの汎用性の高いエンジンには、やるべきことが山ほどあったからです」

「しかし、ホース・パワートレインのような会社には当然、多くの自動車愛好家がいます。ですから、従業員はわたしに『V6はいつ出るんですか?』と聞いてくるんです」

「わたしは『今は優先すべきではない』と答えてきました。しかし、自動車愛好家が集まる革新的な企業ならではの点といいますか、従業員はわたしを説得する方法を見出したのです。それが、シンプルな4気筒技術を基盤にV6を作るというものでした」

ジャンニーニ氏のこの発言から、ホースのモジュール性の高さがうかがえる。同社のエンジンはすべて、必要に応じてスケールアップやスケールダウンが可能だということだ。こうしたモジュール性により、V6をベースにした新しいV8エンジンの開発も可能となり、ロータスの新型スーパーカーに搭載される予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ニック・ギブス

    Nick Gibbs

    英国編集部ビジネス担当記者
  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    役職:副編集長
    AUTOCARの若手の副編集長で、大学卒業後、2018年にAUTOCARの一員となる。ウェブサイトの見出し作成や自動車メーカー経営陣へのインタビュー、新型車の試乗などと同様に、印刷所への入稿に頭を悩ませている。これまで運転した中で最高のクルマは、良心的な価格設定のダチア・ジョガー。ただ、今後の人生で1台しか乗れないとしたら、BMW M3ツーリングを選ぶ。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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