シビック・タイプRと肩を並べる速さ ウェルズ・ヴェルティージュ 2.0R(2) トラッドな英国製スポーツを再解釈

公開 : 2026.06.11 18:10

小さなボディに詰まった豊満な魅力

少量生産のFRPボディだから、製造品質は必ずしも高いわけではない。キャビンは広くなく、快適に過ごせる体格の人はある程度限られる。だが、その2つを受け入れれば、ヴェルティージュは非常に魅力的なスポーツカーだといっていい。

流暢なサスペンションと最新のダンパーによって、優れた安定性と快適性、直観的な挙動を実現している。高速巡航をそつなくこなしつつ、1.0t以下の車重を活かし、情熱的な排気音を放って積極的に走らせたい衝動にも駆られる。その両立が素晴らしい。

ウェルズ・ヴェルティージュ 2.0R(英国仕様)
ウェルズ・ヴェルティージュ 2.0R(英国仕様)

トラッドな英国製スポーツを現代的に再解釈した、孤高のヴェルティージュ。豊満な魅力が、小さなボディに詰まっている。

ウェルズ・ヴェルティージュ 2.0R(英国仕様)のスペック

英国価格:7万4995ポンド(約1575万円)
全長:3944mm
全幅:1770mm
全高:1142mm
最高速度:209km/h
0-100km/h加速:5.5秒
燃費:12.2km/L
CO2排出量:−g/km
車両重量:963kg(実測)
パワートレイン:直列4気筒1999cc 自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:250ps/7750rpm
最大トルク:17.1kg-m/5200rpm
ギアボックス:6速マニュアル/後輪駆動

ウェルズ・ヴェルティージュ 2.0R(英国仕様)
ウェルズ・ヴェルティージュ 2.0R(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    役職:ロードテスト副編集長
    2017年よりAUTOCARでロードテストを担当。試乗するクルマは、少数生産のスポーツカーから大手メーカーの最新グローバル戦略車まで多岐にわたる。車両にテレメトリー機器を取り付け、各種性能値の測定も行う。フェラーリ296 GTBを運転してAUTOCARロードテストのラップタイムで最速記録を樹立したことが自慢。仕事以外では、8バルブのランチア・デルタ・インテグラーレ、初代フォード・フォーカスRS、初代ホンダ・インサイトなど、さまざまなクルマを所有してきた。これまで運転した中で最高のクルマは、ポルシェ911 R。扱いやすさと威圧感のなさに感服。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ウェルズ・ヴェルティージュ 2.0Rの前後関係

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