新たな日本市場向け自動車ブランド『エムタ』発表! 軽乗用EVを来年投入予定【BYDラッコのライバル?】

公開 : 2026.06.09 07:25

第一号車の価格はエンジン車も含めて検討

昨年テスラが大きく販売台数を伸ばしたのは、マジックスポットと同じように、ディーラー以外にショッピングモールなどへ小さなショールームを用意したことが理由と言われている。そしてマジックコネクトのような手法は、ネットショッピングの分野では一般的なことである。

とりわけ後者のような取り組みは、日本はネガなイメージを持つユーザーも多いようだが、スマートフォンは多くの人が利用し、人によっては相応のレベルで使いこなしているわけで、現状に見合った電脳化や知能化を盛り込んでいくのは、むしろ自然なことではないかと感じた。

左からEMTのCTO山本浩二氏、CEO何暁慶氏、CMO打越晋氏。
左からEMTのCTO山本浩二氏、CEO何暁慶氏、CMO打越晋氏。    森口将之

とはいえEMTでは、ただ技術を誇示するのではなく、ユーザーの身近な課題に寄り添い、安心と心地よい驚きを届けていくブランドを目指していくことも付け加えていた。

第一号車の軽EVの価格は、同クラスのEVだけでなく、エンジン車も含めて検討するとのこと。

日本の会社とはいえ中国の、それも出資企業ではない工場で作られることに不安を持つ人はいるかもしれない。しかし現実には、このような事例は多い。

僕が所有しているルノートゥインゴも、スロベニアの子会社Revozの生産拠点で作られたものだ。二輪車に話を広げれば、今や400cc以下のモデルは日本車、輸入車を問わず、タイやインド生産が一般的である。

そもそも今の日本は人口が減少しているのだから、国内製造にこだわったところで、作る人は外国人が多くなっていくはず。もう日本か外国かという区分けをする時代ではないと思う。新しいものづくりのかたちを進めようとしているエムタに、注目していきたい。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    森口将之

    Masayuki Moriguchi

    1962年生まれ。早稲田大学卒業後、自動車雑誌編集部を経てフリーランスジャーナリストとして独立。フランス車、スモールカー、SUVなどを得意とするが、ヒストリックカーから近未来の自動運転車まで幅広い分野を手がける。自動車のみならず道路、公共交通、まちづくりも積極的に取材しMaaSにも精通。著書に「パリ流環境社会への挑戦」(鹿島出版会)「MaaSで地方が変わる」(学芸出版社)など。

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