世界最強の内燃エンジンSUVスペック! アストン マーティン『DBX』がSモデルに進化 違和感は賛辞へと昇華【スーパーカー超王が斬る】

公開 : 2026.06.16 11:45

どのドライブモードでもフラット感のある乗り心地

また、リアのデファレンシャルには電子制御のLSDも装備されているから、その走りはまさにスポーツカーそのものだ。

これもオプションとして装備されていた23インチ径のマグネシウム製ホイールは、どのようなシーンでもその重量を感じることはなく、サスペンションは常にナチュラルに、そしてどのドライブモードを選択してもフラット感のある乗り心地を演出してくれるのが嬉しい。

最高級の素材を用いたスポーティなキャビンは、まさにアストン マーティンの誇るべき世界だ。
最高級の素材を用いたスポーティなキャビンは、まさにアストン マーティンの誇るべき世界だ。    平井大介

そしてこのDBX Sを評価するうえで忘れてはならないのが、SUVとしての機能性が十分に得られていることだ。

リアのラゲッジスペースは491Lの容量が確保されているから、一般的なSUVの使用パターンを考えるのならば必要にして十分と言えるだろう。もちろん後席を収納することでさらに拡大することが可能。そして最高級の素材を用いたスポーティなデザインのキャビンは、まさにアストン マーティンの誇るべき世界である。

0→100km/h加速で3.3秒、最高速では310km/hを主張するDBX S。Sモデルとしての進化、そしてその魅力は、今回同時に試乗したヴァンテージSをさらに超えたようにさえ思えた。

いったいアストンマーティンは、何というSUVを作り上げてくれたのか。その仕上がりには最大限の賛辞の言葉を贈るほかはない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    山崎元裕

    Motohiro Yamazaki

    1963年生まれ。青山学院大学卒。自動車雑誌編集部を経て、モータージャーナリストとして独立。「スーパーカー大王(超王)」の異名を持つ。フツーのモータージャーナリストとして試乗記事を多く自動車雑誌、自動車ウェブ媒体に寄稿する。特にスーパーカーに関する記事は得意。
  • 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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