BMW、通期の利益率予想を1~3%に下方修正 中国で冷え込むエンジン車需要、消費者は国産高級EVへシフト
公開 : 2026.06.23 17:05
投資家の予想を超える下方修正
中国での販売台数の急落は、BMWの収益に大きな影響を与えている。昨年、中国はBMWにとって最大の市場であり、年間販売台数のうち62万6000台、つまり世界全体の29%を占めていたからだ。
その影響の大きさは予想外だった。

「多くの投資家は、中国市場の低迷がEBIT(税引前利益)に影響を与えることから、何らかの警告が出ることは予想していたようだが、これほど大規模な利益率の修正までは予想していなかった」と、ジェフリーズの自動車アナリスト、フィリップ・ウーショワ氏はレポートで述べている。
BMWはこの一時的な減損について、「強化・加速された構造改革および効率化対策」によるものだと説明している。だが、ウーショワ氏によれば、この構造改革および効率化対策は、ドイツ国内における生産ネットワークの一部閉鎖を意味している可能性があるという。
詳細については、9月に開催されるBMWの年次投資家向け説明会で明らかにされる予定だ。この説明会では「依然としてドイツからの内燃機関パワートレイン部品の輸出に大きく依存している、グローバル組立拠点のビジネスモデルについても言及される可能性がある」とウーショワ氏は述べている。
BMWは具体的な減損額を明らかにしなかったが、スイスの金融大手UBSの推計では、その額は約10億ユーロ(約1850億円)に達する可能性がある。
新CEOのミラン・ネデリコビッチ氏率いるBMWは、収益性回復という難題に直面している。UBSのアナリスト、パトリック・フンメル氏はレポートで「全体として、自動車事業の利益率8~10%の達成は、今後2年間ではほぼ不可能に見える」と記している。























