『F1世界選手権イン・ジャパン1976』決勝フルグリッドを1/43のミニカーで再現!【長尾循の古今東西モデルカーよもやま話:第20回】

公開 : 2026.06.24 12:05

全員が熱烈なカーガイ

東京は港区、JR新橋駅からほど近くの『スパークギャラリー東京』。ここは世界中に多くのファンを持つモデルカーメーカー、『スパーク』のミニカーが常時1500台以上も展示される、国内唯一のショールーム/ショップです。

スパークを率いるフランス人のウーゴ・リペール社長以下、同社のスタッフは全員が熱烈なカーガイであり、モータースポーツフリークであることはよく知られていますが、そんな同社ならではの企画が今回ご紹介するアイテム。

クラシック・チーム・ロータスのクライブ・チャップマン氏の厚意で、『ロータス77』の実車を展示。
クラシック・チーム・ロータスのクライブ・チャップマン氏の厚意で、『ロータス77』の実車を展示。    近藤浩之

何と10月24日(日)に開催された『F1世界選手権イン・ジャパン1976』決勝レースのスターティンググリッドに並んだF1マシン全25台が、1/43スケールのレジン製ミニカーとしてリリースされるのです。

コクピットに収まるドライバーのヘルメットやボディの細かいグラフィック、雨のレースに合わせて履いたレインタイヤといったディテールに至るまで、綿密な考証によって再現されています。

さらに、モデルが展示されているショールームには、クラシック・チーム・ロータスのクライブ・チャップマン氏の厚意で、なんとロータス77の実車が展示されているのです。こんなことが可能なのも、実車モータースポーツ界との太いパイプを誇るスパークならではでしょう。

日本初のF1レース開催から半世紀という節目

あの日のレースをリアルタイムで体験したベテランも、歴史のエピソードとして知った若いモータースポーツファンも、日本初のF1レース開催から半世紀という節目にリリースされたこの25台のマシン群は要注目。お気に入りのマシンを選ぶもよし、思い切って全車をコンプリートするもよし、であります。

実は全25台を予約購入するとすると、予選通過を果たせなかった『マキF102A』のモデル(非売品)がプレゼントされるそう。さらに別売りで全車をディスプレイできる全長2400mmのスターティンググリッド風アクリルケースまで用意されています。

1/5スケールのヘルメットも発売されました。左からハント、ラウダ、シェクター、デパイエ各選手。
1/5スケールのヘルメットも発売されました。左からハント、ラウダ、シェクター、デパイエ各選手。    近藤浩之

今回撮影でそのグリットに並んだ様子を見て、とても懐かしい気持ちになりました。有名どころは単体で数多く見てきましたが、メジャーではない下位グループのマシンまで一望できるこうしたミニカーの企画は、初めてかもしれません。しばらくは、自宅のスペースやお財布を眺めつつ、悶々と過ごす日々が続くそうであります。

記事に関わった人々

  • 執筆

    長尾循

    Jun Nagao

    1962年生まれ。企画室ネコ時代を知る最後の世代としてモデル・カーズとカー・マガジンの編集に携わったのち定年退職。子供の頃からの夢「クルマと模型で遊んで暮らす人生」を目指し(既に実践中か?)今なおフリーランスとして仕事に追われる日々。1985年に買ったスーパーセブンにいまだに乗り続けている進歩のない人。
  • 撮影

    近藤浩之

    Hiroyuki Kondo

    某自動車雑誌を経てフリーに。2013年に(株)スカイピクチャー設立(とはいっても1人で活動)。仕事は写真/動画の撮影編集、たまに作文。対象はクルマを始め、建築/フード/人物など幅広いが、要は何でも屋の便利屋。苦手なことは、自分のプロフィールを自分で書くこと(要はこの文章)
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

長尾循の古今東西モデルカーよもやま話の前後関係

前後関係をもっとみる

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事