マツダ3があれば毎日の運転も楽しくなる ロードスターに似た感覚 家族向けスポーツカー?【UK編集部コラム】

公開 : 2026.07.03 17:25

試乗車のキーを手放したくない

英国仕様の3に搭載されたマイルドハイブリッドの自然吸気2.5L直列4気筒ガソリンエンジンもレスポンスが良好だが、少し驚いた点もある。ファミリー向けハッチバックとしては異例なほどに排気量が大きいことから、競合車種よりも騒音が大きいだろうと予想していたのだが、実際にはかなり静かだ。

実際、アイドリング時の静粛性と滑らかさが際立っているため、信号で停止してアイドリングストップ機能が作動した際、エンジンが再始動したタイミングが分からないことも何度かあった。

マツダ3(英国仕様、マニュアル・トランスミッション車)
マツダ3(英国仕様、マニュアル・トランスミッション車)    AUTOCAR

ある意味、そのエンジン音は3そのもののキャラクターに似ていると言える。程よく控えめで、心地よい響きを持っているのだ。ドライバーを惹きつけ楽しませてくれる一方で、同時に非常にリラックスでき、心を落ち着かせてくれる。まさに理想的な感覚で、運転する喜びを感じさせてくれる。

だからこそ、筆者は数週間かけてスケジュールを埋めて、同僚の雑誌編集者であるレイチェル・バージェスに試乗車の3を渡す暇がないようにしていた。残念ながら、1週間ほど前に彼女に強く迫られ、ついにキーを手放すことになった。

というわけで、筆者はまた運転させてもらえるよう言い訳を探している状態である。そして、他社との共同開発が進む将来においても、マツダがハンドリング特性を維持する方法を何とか見出してくれることを願っている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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