クラシカルな趣を深く堪能 フェラーリ12チリンドリ・スパイダー(1) 「スピードにフィットする」リトラクタブル・ハードトップ

公開 : 2026.07.21 18:05

よりプレミアム感が醸成されてもいい

内装の素材は概ね上質で、本物の金属も積極的に用いられ、試乗車のようにカーボンで彩ることもできる。だが、部分的に樹脂製なことを隠さない部品もあり、約37万ポンド(約7770万円)のお値段を踏まえると、よりプレミアム感が醸成されてもいい。

シフトパドルは、ステアリングコラム側。ウインカーやライト、ワイパー、ドライブモードのスイッチは、ステアリングホイールのスポーク部分にある。最初は少し戸惑うかもしれないが、しばらく運転していれば慣れるはず。

フェラーリ12チリンドリ・スパイダー(英国仕様)
フェラーリ12チリンドリスパイダー(英国仕様)

ダッシュボード上には、フェラーリ296 GTSにはないタッチモニター。メーター用モニターを見つめ、細かなメニューを辿る必要はない。こちらの方が操作性が良く、運転の集中力も高く保てるように思う。ノーズリフト機能も、この画面でオンにできる。

標準ではカーナビが備わらないが、スマートフォンとの連携に対応し、そのアプリはモニター上で利用可能。オフの場合にはブラックのパネルになるが、インテリアへ自然に溶け込むようデザインされてもいる。

気になる走りの印象とスペックは、フェラーリ12チリンドリ・スパイダー(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

フェラーリ12チリンドリ・スパイダーの前後関係

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