アルファ・ロメオ155を新車で購入して32年! 走行距離は15万km超え 自社設計純血エンジンを搭載する最後のモデル

公開 : 2026.07.04 12:05

募集台数350台で今年も盛大に開催

栗原さんを取材させてもらったのは、去る5月24日に開催された『富士トリコローレ2026』で、会場となった富士研修所に、年代やメーカーを問わず、さまざまな欧州車が集結。

主催がプライベートミュージアムとして貴重なフィアット・ヌォーヴァ500を所蔵、展示しつつ、保護、保存、販売にも力を入れている『チンクエチェント博物館』なのでイタリア車や旧車が主役だと思われがちだが、実際には1990〜2000年代の車両が多く、初めて参加するオーナーや、おひとりさまも楽しめる雰囲気となっている。

移動ミュージアムの一環として、毎回キレイな会場を選んでイベントを開催している。
移動ミュージアムの一環として、毎回キレイな会場を選んでイベントを開催している。    高桑秀典

新しさや性能ではなく、それぞれのクルマが持つ魅力や選び続けられてきた理由を静かに感じられる場となっており、とにかく居心地がいい。

2000年までに生産された欧州車を対象とした『20世紀枠』も用意しており、直され、使われ、走り続けているクルマをフィーチャーしている点も特徴だ。

チンクエチェント博物館が主催しているイベントは絶滅危惧車にも注目し、それと同時に『PICCOLA RINASCITA』(小さな再生)というテーマを掲げ、これまで大切にしてきた文化を守る姿勢も継続しているのであった。

クラシックカーのフィアット・ヌォーヴァ500はもちろん、20世紀生まれの欧州車も次の時代につなぎたい、オーナーを応援したい、といった想いを感じられるので、気になる方は富士山を臨む広大な芝生広場が会場となる同イベントに参加してみるといいだろう。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」。
  • 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事