ターボにするかスーパーチャージャーにするか ダイハツ・シャレード GTti & フォルクスワーゲン・ポロ G40(1) もっと熱かった頃の2台

公開 : 2026.08.08 17:45

500台の限定からカタログ仕様へ

G-ラーダが公道を走り出したのは、シャレード GTtiと同じ1987年。フォルクスワーゲン・ポロ GT G40へ搭載され、当初は500台の限定で発売される。その後、信頼性の裏付けが取れた1990年からは、ポロ G40としてカタログ仕様に設定された。

初期の500台はフェイスリフト前のボディがベースで、丸目4灯のヘッドライトが特徴。今回ご登場願ったポロ G40のように、後期では角目2灯に改められており、フロントマスクで簡単に区別できる。

フォルクスワーゲン・ポロ G40(1989~1994年/英国仕様)
フォルクスワーゲン・ポロ G40(1989~1994年/英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

40という数字の由来は、スクロールの幅が40mmだったこと。コラードやパサート、ゴルフの1.8Lに組まれたスーパーチャージャーは幅が60mmで、G60と命名された。

高級感を演出する要素が殆どない車内

先にドアを開いたのは、シャレード GTti。運転席へ腰を下ろすと、ダイハツが誇るコンパクトカーの設計技術が、いかんなく発揮されていることがわかる。薄い鋼板を用いながら、折り紙細工のように見事な製造品質にある。

ボンネットやフェンダーの隙間はきれいに揃い、自然な力でハンドルを引けばドアは閉まる。発進させても、粗野な内装のガタツキなどは感取されない。

ダイハツ・シャレード GTti(1987~1993年/英国仕様)
ダイハツ・シャレード GTti(1987~1993年/英国仕様)    ジャック・ハリソン(Jack Harrison)

車内に、高級感を演出する要素は殆どない。プラスティック製部品は成形されたまま硬く、装飾的なデザインは最小限。ドアのパネルは、アームレストまで一体成型されたワンピースの樹脂製で、クロスの化粧トリムだけでなく、凝ったシボ加工もない。

シフトレバー・ブーツは、廉価仕様譲りであろう、ゴム製の蛇腹。当時のフォルクスワーゲンもコストはうるさかったが、ポロ G40にはレザー製が充てがわれている。

この続きは、ダイハツ・シャレード GTti & フォルクスワーゲン・ポロ G40(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    チャーリー・カルダーウッド

    Charlie Calderwood

    英国編集部ライター
  • 撮影

    ジャック・ハリソン

    JACK HARRISON

    英国編集部フォトグラファー
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ダイハツ・シャレード GTti & フォルクスワーゲン・ポロ G40の前後関係

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