「公道だけで乗る最高の911とは」 ポルシェ911 GT3 S/C(1) 75kg減量でクーペへ並ぶ車重 目隠しなら違いはわからず

公開 : 2026.08.06 18:05

目隠しをしたら違いに気付くのは難しい

前後の重量配分は僅かに異なり、ボディ剛性もクーペに届かないことは事実。それでもポルシェは、GT3 S/Cの走行性能はクーペのGT3へ並ぶと主張する。プレウニンガーは、目隠しをしたら違いに気付くのは難しい、と話すほど。

そして続ける。「GTシリーズの部品を流用した、コンバーチブルではありません。ボディシェルは異なりますが、本質的にGTシリーズなのです」。パワートレインなどは、その主張通りクーペのGT3と変わらない。

ポルシェ911 GT3 S/C(英国仕様)
ポルシェ911 GT3 S/C(英国仕様)

ドライサンプの4.0L水平対向6気筒・自然吸気エンジンがリアにぶら下がり、レブリミットは9000rpm。コンロッドはチタン製で、スロットルボディは気筒毎に独立している。最高出力は510ps/8500rpmで、最大トルクは45.8kg-m/6250rpmを得ている。

PDKが設定されないのは、その重さに加えて、ドライバーズカーとしてクルマと関わる要素を可能な限り増やすためだという。実際、GT3 ツーリングでは、6割以上の人が6速MTを指定するとか。

気になる走りの印象とスペックは、ポルシェ911 GT3 S/C(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ポルシェ911 GT3 S/Cの前後関係

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