マツダのロータリーエンジン搭載車にBMW 7シリーズも 乾いた大地に眠る廃車 38選(中編) ジャンクヤード探訪記

公開 : 2026.08.28 11:25

パッカード – 1951年

この1951年式パッカードは、ウォラー・オートパーツのウェブサイトにある「プロジェクトカー」のセクションには掲載されていないことから、レストア用ではなく部品取り車として保管されているようだ。割れたフロントガラスは別として、驚くほど良好な状態を保っており、コロラドの気候が金属に優しかったことは明らかだ。質素なオムニの隣に停められている様子は、戦後のパッカードが実際にどれほど巨大だったかを改めて思い起こさせる。

パッカード - 1951年
パッカード – 1951年

ポンティアック・テンペスト – 1967年

この1967年式ポンティアック・テンペストはレストア用として販売されており、堅実なベース車となりそうだ。塗装は風化しているものの、326立方インチV8エンジンや3速コラムシフトなどを備え、ほぼオリジナルの状態を保っている。GTOのボンネットまで装着されている。エンジンは始動し、トランスミッションも機能しているとのことだ。ボディにはわずかな錆があるだけで、ガラス類はすべて無傷だ。車体構造には歪みがないため、このクルマを復活させるのにそれほど手間はかからないだろう。

ポンティアック・テンペスト - 1967年
ポンティアック・テンペスト – 1967年

BMW 735i – 1985年

この1985年式BMW 735iは、E23型に属する。BMW初の7シリーズであり、高級セダン市場における地位確立に貢献したモデルだ。3.5L直列6気筒エンジンを搭載し、控えめな外観と力強いパフォーマンスを併せ持っていたが、当時の多くの高級車と同様、高い維持費と電気系統の老朽化がやがて命取りとなった。

BMW 735i - 1985年
BMW 735i – 1985年

AMCイーグル

AMCイーグルは時代を何年も先取りしており、「クロスオーバー」という用語が使われるようになるずっと以前から、事実上その概念を確立していた。こちらは1980年に発売された2ドア・クーペ仕様で、従来のボディにサスペンションのリフトアップとフルタイム四駆システムを組み合わせ、高い走破性能を実現している。しかし、この独創的なアイデアが広く普及することはなかった。今日の視点では、その先見性は驚くほど際立っている。

AMCイーグル
AMCイーグル

フォード・ギャラクシー500 – 1973年

この個体で何が起きたのかは誰にも分からないが、ルーフは通常の衝突事故で損傷したというよりは、上から押しつぶされたように見える。それが公道上で起きたのか、それともヤード内で起きたのかはともかく、この1973年式フォード・ギャラクシー500がこのような状態でこれほど長く持ちこたえてきたことは驚きだ。

当時、フォードは米国市場を席巻しており、このようなフルサイズ車は至る所で見られたものだ。ボディは傷んでいるかもが、足回りにはまだ使える部品が残っている可能性はある。

フォード・ギャラクシー500 - 1973年
フォード・ギャラクシー500 – 1973年

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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