ロータス新型『エスプリ』は2028年発売へ ハイブリッドV8とV6エンジンをラインナップ ライバルはフェラーリ849テスタロッサ

公開 : 2026.09.02 11:45

エンジンはホース社と共同開発

この新型スーパーカーは、ロータスの歴史的な拠点である英国ノーフォークのヘセル工場で、エミーラと並行して生産される。

ロータスは2028年までに完全電動化するという計画を断念した後、内燃機関搭載スポーツカーを再び事業の中核に据えている。高級車セグメントの顧客は、大排気量のガソリンエンジンを好む傾向にあるからだ。

ロータスが公開した新型スーパーカーの予告画像。セオリー1コンセプトとよく似ていることがわかる。
ロータスが公開した新型スーパーカーの予告画像。セオリー1コンセプトとよく似ていることがわかる。    ロータス

エスプリは、2024年に発表されたコンセプトカー『セオリー1』からインスピレーションを得ている。ロータスが公開した量産車のリア部分の予告画像からは、2本の巨大な排気管が追加されているものの、コンセプトカーとの驚くほどの類似性がうかがえる。

ロータスは、ターボチャージャー付きV8エンジンの開発においてホース・パワートレイン社と協力しており、このエンジンはパワーウェイトレシオにおいて新たなベンチマークを打ち立てるものと期待されている。

フェン氏によると、このエンジンはジーリー傘下の別のブランド(現時点では未公表)が開発するオフロード車にも採用され、スケールメリットを高めるという。

『エスプリ』は有力な車名候補

エスプリは軽量化を図るため、プラグインハイブリッド(PHEV)ではなく標準的なフルハイブリッド仕様となる。充電のためのプラグが不要になり、充電関連部品の搭載を回避できる。

ロータスのデザイン責任者ベン・ペイン氏はAUTOCARに対し、新型スーパーカーはセオリー1コンセプトの影響を受けるとして、「コンセプトカーは世間の反響を測り、将来の方向性を示すための試みとして作るものです。セオリー1は非常に好意的に受け止められました」と述べた。

2004年に生産終了したオリジナルのロータス・エスプリ
2004年に生産終了したオリジナルのロータス・エスプリ

『エスプリ』という名称はまだ確定していないが、有力な候補の1つであるとペイン氏は認めている。

「エスプリが(2004年に)生産終了した際、V8エンジンを搭載していました。それ以来、人々は復活を望み続けてきました。今でも多くの顧客の心の中に生き続けているのです」

室内は3人乗りレイアウトに?

量産車には、セオリー1と同じ3人乗りレイアウトが採用される可能性がある。

フェン氏は、「それも選択肢の1つになり得ます。以前は左ハンドルと右ハンドルの両方を開発する必要がありましたが、ドライバーを中央に配置すれば、その必要はなくなるからです」と述べた。

ロータス・セオリー1コンセプト
ロータス・セオリー1コンセプト    ロータス

セオリー1は、エヴァイヤのような過激なハイパーカーとは異なる、より親しみやすいスーパーカーとして設計された。2024年当時、ロータスはコンセプトカーに搭載された技術の85%が量産準備段階にあると述べていた。

ロータス社内でのコードネームは『タイプ135』で、これは当初、エミーラの後継として計画されていたが、その後開発中止となった電動スポーツカーの名称だ。

内燃機関搭載のエミーラは今後も生産が継続される。まず来年、「これまでで最もパワフルかつ軽量なエミーラ」となるための大規模なアップデートが実施され、その後、さらに大幅な改良を経てホース製V6エンジンを導入する予定だ。

ロータスの新計画では、スポーツカーが年間販売目標3万台の3分の1を占めることになっている。昨年の販売台数は6520台だった。

エヴァイヤはヘセル工場で年間約8~10台のペースで生産されている。一方、エスプリは内燃機関搭載車のフラッグシップモデルとなる。

価格は明らかにされていないが、フェン氏はフェラーリ849テスタロッサを主なライバルとして挙げ、40万ポンド(約8600万円)に近い価格になることを示唆した。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ニック・ギブス

    Nick Gibbs

    英国編集部ビジネス担当記者
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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