総額60億円以上? 450台を所有するカーコレクターの逸品 55選(前編) ホンダNSX、シトロエン2CVなど往年の名車がずらり

公開 : 2026.09.23 11:40

450台以上ものクルマを所有する英国の実業家ロジャー・ダディング氏のガレージを訪問。極めて希少なクラシックカーから豪華なラグジュアリークーペ、奇抜な都市型車など、個性豊かなコレクションを紹介します。

大物実業家のガレージ「Studio434」

英国の実業家ロジャー・ダディング氏は幸運な人だ。彼は450台以上のクラシックカーを所有しており、AUTOCAR英国編集部では数年前、彼のコレクション「Studio434」を紹介したことがある。当時は約400台だった。

前回は、ロジャー氏が過去60年ほどの間に買い集めてきたコレクションのほんの一端しか紹介できなかった。だからこそ、今回改めて訪れて、改めてじっくりと見て回ることにしたのだ。世界で最も多様性に富んだ自動車コレクションの1つに、今回もあっと驚かされるに違いない。

ロジャー・ダディング氏のコレクションの一部を紹介する。
ロジャー・ダディング氏のコレクションの一部を紹介する。

アストン マーティン・ラゴンダ

ロジャー氏は、初代モデルから最終モデルまで、実に24台ものアストン マーティン・ラゴンダ(総生産台数の3.7%)を所有していることで有名だ。さらに、トランクにブーメラン型のテレビアンテナを備えた、この見事なロングホイールベース仕様のティックフォード版もある。これは1984年にわずか4台しか製造されなかったうちの1台だ。

アストン マーティン・ラゴンダ
アストン マーティン・ラゴンダ

ベントレーアズール

コレクションの大部分は英国製で、その中には多くのベントレーが含まれている。伝説的なプッシュロッド式6.75L V8エンジンを搭載した、2000年製のこの堂々たるアズールを含め、すべてが新車同然のコンディションだ。

ベントレー・アズール
ベントレー・アズール

ブリストル・ボーファイター

ブリストル412は1975年から1982年にかけて生産された英国車。当初は6.6Lクライスラー製V8エンジンを搭載していたが、1978年に5.9Lへと変更された。

ザガートがデザインした412は、決して美しいとは言い難いデザインだったが、1980年にはボーファイターと呼ばれる改良モデルが登場した。エンジンは同じ5.9L V8だが、ターボチャージャーが追加され、最高速度は240km/hとされた。

ブリストル・ボーファイター
ブリストル・ボーファイター

シトロエン2CV

史上最も認知度の高いクラシックカーの1つであるシトロエン 2CV。この1台は、1948年から1990年まで続いた生産期間の終盤に製造されたものだ。最後の車両はポルトガルから出荷されたが、フランスでの生産は1988年に終了している。こちらは1986年に限定販売された「ドーリー」という仕様である。

シトロエン2CV
シトロエン2CV

フェラーリ・モンディアル

モンディアルは長きにわたり、フェラーリ所有への入門モデルとして親しまれてきた。この1988年式のカブリオレを見れば、その理由が理解できるだろう。エキゾチックな外観、(一応)4人乗りの広さ、そしてミドシップに配置された3.2L V8エンジン。そして、フロントに輝く「跳ね馬」のエンブレム。これほど魅力的なクルマがあるだろうか?

フェラーリ・モンディアル
フェラーリ・モンディアル

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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