総額60億円以上? 450台を所有するカーコレクターの逸品 55選(前編) ホンダNSX、シトロエン2CVなど往年の名車がずらり

公開 : 2026.09.23 11:40

ジャガーXJ

ロジャー氏のコレクションには2ダース以上のジャガーがあり、その中にはX300シリーズの初期生産モデルであるこの2台のXJ6が含まれている。X300は実質的にXJ40の改良型であり、フォード傘下で完全に開発されたジャガー初のモデルだ。

ジャガーXJ
ジャガーXJ

ラゴンダ3リッター

ラゴンダは、アストン マーティンのモデルとなる以前は独立した自動車メーカーだった。ロジャー氏は主に戦前のモデルをはじめ、7台のラゴンダを所有しており、その中にこの1956年式の3リッター・ドロップヘッド・クーペがある。3リッターのセダン仕様と並行して販売されたが、1953年から1958年の間に両タイプ合わせてわずか270台しか製造されていない。

ラゴンダ3リッター
ラゴンダ3リッター

ウッド&ピケット・ミニ

ミニは元来、階級にとらわれないクルマだが、一部のオーナーは巨額の資金を投じ、より大きなエンジンや豪華な内装で自分好みにカスタマイズした。このムーブメントの先頭に立ったのがウッド&ピケット社であり、この1275ccのマーグレイブ・エディションを製作した。内装は本物の木と革で覆われ、特徴的なファブリック製のルーフには、フェイクのフードアイアンが装備されている。

ウッド&ピケット・ミニ
ウッド&ピケット・ミニ

フォード・アングリア

1959年のアングリア105Eの発売は、フォードにとって一大イベントだった。斬新なデザイン、4速トランスミッション、そして997ccのオーバーヘッドバルブエンジンを搭載しており、大きな話題を呼んだ。エスコートの前身であるアングリアは高級車ではなかったが、この1台はエントリーレベルの「スタンダード」エディションであるため、特に質素な仕様となっている。

フォード・アングリア
フォード・アングリア

ロールス・ロイスファントム

Studio434で最も威風堂々とした1台が、この2010年式のロールス・ロイス・ファントムだ。6.75L V12エンジンを搭載し、460ps、73kg-mという高出力を誇る。車重2630kgの巨体にもかかわらず、0-100km/h加速はわずか5.7秒と俊足だ。

ロールス・ロイス・ファントム
ロールス・ロイス・ファントム

ロンドン・タクシー

ロジャー氏の趣味は、実に多岐にわたる。そのことを証明するように、この2002年式のロンドン・タクシー・カンパニー製TXIIがコレクションに並んでいる。同シリーズの初期モデルである2002年式で、2.4Lのフォード「デュラトルク」ディーゼルエンジンを搭載している。前身のTXI(1997~2002年)も外観はほぼ同じだが、日産の2.7Lエンジンが搭載されていた。

(翻訳者注釈:この記事は「中編」へ続きます)

ロンドン・タクシー
ロンドン・タクシー

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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