大人な雰囲気に相応しいV8と8速AT レンジローバー SV P615(2) 悪路性能と操縦性はクラス屈指 落ち着きが欲しい乗り心地

公開 : 2026.09.29 18:10

発売5年目でも依然として高い魅力

フルサイズのSUVに600馬力超えのV8ツインターボエンジンだから、マイルド・ハイブリッドでも燃費へ期待する人は少ないだろう。ところが、今回の試乗では平均8.9km/Lを得ている。少し驚ける数字といえ、満タンで800kmは走り続けるだろう。

とはいえユーロ7規制の壁は高く、SV P615の提供は2026年限り。V8エンジンのSV仕様となると、P540が残された選択肢となる。

レンジローバー SV P615(英国仕様)
レンジローバー SV P615(英国仕様)

レンジローバーがラグジュアリーさを追求した、SV P615。V8エンジンと8速ATは相性に優れ、極上の走りを謳歌できる。キャビンは価格へ相応しい素材で仕立てられ、見た目も悪路性能も素晴らしい。

車載機能のインターフェイスや乗り心地は、理想的とはいえないだろう。それでも、発売から5年目を迎えたL460型レンジローバーの魅力度は、依然として高いままだ。

レンジローバー SV P615(英国仕様)のスペック

英国価格:18万1825ポンド(約3782万円/試乗車)
全長:5052mm
全幅:2003mm
全高:1870mm
最高速度:260km/h
0-100km/h加速:4.4秒
燃費:9.4km/L(市街地)/9.7km/L(高速)
CO2排出量:266g/km
車両重量:2716kg(実測)
パワートレイン:V型8気筒4395cc ツインターボチャージャー+ISG
使用燃料:ガソリン
最高出力:614ps/5855-7000rpm
最大トルク:76.3kg-m/1800-5400rpm
ギアボックス:8速オートマティック/四輪駆動

レンジローバー SV P615(英国仕様)
レンジローバー SV P615(英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    役職:ロードテスター
    ベルギー出身。AUTOCARのロードテスターとして、小型車からスーパーカーまであらゆるクルマを運転し、レビューや比較テストを執筆する。いつも巻尺を振り回し、徹底的な調査を行う。クルマの真価を見極め、他人が見逃すような欠点を見つけることも得意だ。自動車業界関連の出版物の編集経験を経て、2021年に AUTOCAR に移籍。これまで運転した中で最高のクルマは、つい最近までトヨタGR86だったが、今はE28世代のBMW M5に惚れている。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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