アウディの高性能ワゴンから洗練されたホンダ・シビックまで 2026年欧州版 最も注目すべきハイブリッド車 10選(後編)

公開 : 2026.10.01 11:50

9. ホンダ・シビック

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:7点
長所:広々とした室内空間 乗り心地とハンドリングのバランスが良い 印象的なパワーと優れた燃費を兼ね備えている
短所:最も魅力的なパワートレインとは言えない エルゴノミクス上の欠点がいくつかある
最大の特徴:快適性

SUVが増え続ける中、ホンダはシビックにおいて伝統的なハッチバックのスタイルを貫いてきた。最近も、マイナーチェンジとして数々の改良が施されたばかりだ。

9. ホンダ・シビック
9. ホンダ・シビック

「エンジンは複雑だ。トランスミッションの挙動は、時にはCVTのようであり、時には従来のオートマティック・トランスミッションのようでもある。しかし、ほとんどの場合、その違いに気づくことはない」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

驚くべきことに、この日本車はすでに11代目に突入している。しかし、その勢いが衰える兆候も、過去の栄光に安住する様子もまったく見られない。

HR-V(日本名:ヴェゼル)やジャズ(日本名:フィット)と同様、シビックもホンダの洗練されたe:HEVパワートレインを採用している。これは、ほとんどの状況において、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンを発電機として使い、1.05kWhのバッテリーを充電し、その電力で183psの電動モーターを駆動する仕組みだ。

ホンダの発表によれば、20km/lの燃費を実現するという。実際のテスト走行でも、特に努力することなくこの数値に容易に達成できた。

シビックは、多くのライバル車よりもはるかに運転が楽しい。魅力的なハンドリング、素早いステアリングレスポンス、そして優れた姿勢制御が特徴だ。落ち着いた乗り心地のおかげで、現在販売されているハッチバックの中でも最も快適な1台と言えるだろう。

こんな人にはおすすめ
・走行性能が高く、実燃費も優れたハッチバックを求めている場合
・標準的なCVT特有の「ラバーバンドフィール」よりも、自然でリニアなスロットルレスポンスを好む人

こんな人には不向き
・外部充電機能付きのPHEVが必要な場合
・後部座席の広さを重視する場合や、クロスオーバーのような高いドライビングポジションを求める場合

10. MG HS

デザイン:7点 インテリア:8点 パフォーマンス:7点 乗り心地&ハンドリング:6点 コスト:9点
長所:魅力的なエントリー価格 120kmという印象的な電気航続距離 広々とした充実装備のインテリア
短所:他の競合車ほど運転の楽しさがない フラストレーションがたまる運転支援システム ワインディングロードで姿勢制御の問題がある
最大の特徴:コストパフォーマンス

3万2495ポンド(約680万円)という比較的手頃な価格で、この驚くほど実用的なPHEV SUVを手に入れることができる。運転の楽しさがあり、多くの高級ブランドのライバル車よりも長い電気航続距離を誇る。

10. MG HS
10. MG HS

実際、MG HSは最大120kmの電気航続距離を謳っており、これは多くの欧州車や極東のライバル車を大幅に上回るものだ。

「高速道路では、エンジンの出力がより頻繁かつ重要な役割を果たすが、一部のハイブリッドシステムとは異なり、常に称賛に値するほど静かに作動しているようだ」
――マット・ソーンダース(ロードテスト編集者)

MGの魅力をさらに高めているのがインテリアだ。内装材の質感は高く、頑丈で堅牢な造りを感じさせる。エントリーグレードの「SE」を選んだとしても、標準装備は充実している。

走行性能に関しては、最も刺激的というわけではないし、ダイナミック性能の幅が特に広いわけでもない。しかし、走行時の洗練度は高く、乗り心地も十分に快適だ。

確かに、MG HSは最もエキサイティングなPHEV SUVではないが、価格以上のスター性を備えた、バランスの取れたファミリー向けSUVだ。

こんな人にはおすすめ
・3万5000ポンド(約730万円)未満で充実した標準装備を求める場合
・手頃な価格で電気航続距離の長いPHEV SUVを求める場合

こんな人には不向き
・高級ブランドのロゴや最先端のインフォテインメント・システムを求める場合
・刺激的なハンドリングや優れた姿勢制御を求める場合

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 執筆

    マット・ソーンダース

    Matt Saunders

    役職:ロードテスト編集者
    AUTOCARの主任レビュアー。クルマを厳密かつ客観的に計測し、評価し、その詳細データを収集するテストチームの責任者でもある。クルマを完全に理解してこそ、批判する権利を得られると考えている。これまで運転した中で最高のクルマは、アリエル・アトム4。聞かれるたびに答えは変わるが、今のところは一番楽しかった。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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