群を抜くのは曲がる爽快さ! ホンダ・プレリュードと過ごした夏(3) キーとなったディメンションと3つの技術【日本版編集長コラム #101】

公開 : 2026.09.27 12:05

未来に希望が持てるハイブリッドスポーツカー

新型プレリュードが目指したものをひと言で書けば、電動化が進む未来に希望が持てるような、ハイブリッドスポーツカーだ。

そのためホンダは、シビック・タイプRをベースとしたシャシーに、駆動用と発電用の2モーターを備えるハイブリッドシステム『e:HEV』と、仮想トランスミッション技術『S+シフト』を組み合わせた。

目指したのは、電動化が進む未来に希望が持てるようなハイブリッドスポーツカーだ。
目指したのは、電動化が進む未来に希望が持てるようなハイブリッドスポーツカーだ。    平井大介

トレッドやサスペンション形式はそのままに、全長やホイールベースを短縮することで旋回性能を高めており、その感動は冒頭でも記したとおり。

他に1ヵ月の取材期間を経て、キーになっていると思った技術が3つある。まずはアダプティブダンパーシステムで、これは車両の状況を1/500秒で検知し、リアルタイムで4輪のダンパー減衰力をコントロールするもの。

そして、アジャイルハンドリングアシスト。これはコーナリング時に前輪内側にブレーキをかけ、アンダーステアを抑制するものだ。従来はコーナー前でブレーキを踏み、それを戻してから制御が始まったが、プレリュードではブレーキを踏んだ瞬間から始まっている。なおオーバーステア時には前輪外側にブレーキをかける。

3つ目はシビックRSの稿でも何度か記した、S+シフトのアーリーダウン制御とコーナリングホールド制御である。

個人的に、このディメンションと3つの技術を頭に描くことで、プレリュードの旋回性能が高いことをロジカルに理解できたのであった。

*10月4日公開予定『ホンダ・プレリュードと過ごした夏(4)』へと続きます。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影 / 編集

    平井大介

    Daisuke Hirai

    1973年生まれ。1997年にネコ・パブリッシングに新卒で入社し、カー・マガジン、ROSSO、SCUDERIA、ティーポなど、自動車趣味人のための雑誌、ムック編集を長年担当。ROSSOでは約3年、SCUDERIAは約13年編集長を務める。2024年8月1日より移籍し、AUTOCAR JAPANの編集長に就任。左ハンドル+マニュアルのイタリア車しか買ったことのない、偏ったクルマ趣味の持ち主。

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